MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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カテゴリ:時事問題( 15 )

南米選手権

今年の初め、我々はサッカー日本代表のアジアカップでの活躍に胸を踊らせました。

やはり、本物の、ギリギリの舞台での神経勝負はいい。

見る方もキリキリと胸を痛ませつつも、楽しんだし、選手達も貴重な経験を積んだことでしょう。

やはり親善試合とは違う、本物の勝負勘、経験というのは、なかなか積むチャンスはありません。

もちろん、その最大の機会はワールドカップ。

そして、その次は、もしかするとアジアカップなのかもしれません。

とはいえ、アジアカップだと、どうしても日本の対戦相手は格下または同格となってしまう。
格上の相手に、真剣に勝負してもらえるチャンスというのは殆どない。
ワールドカップだけでしょう。


でも、一つだけあったんですよ。

それが、南米選手権。。。。


南米におけるナンバーワンを決める大会。つまり、日本にとってのアジカカップみたいなもの。ヨーロッパの国々では、欧州選手権ですね。欧州選手権のレベルはワールドカップをも凌駕すると言われていますし、権威も高い。

もちろん、サッカーが最も盛んな地域である南米、特にブラジルやアルゼンチンも含んだ南米ですから、南米選手権には、選手達も、それを応援する国民も、超真剣に挑んできます。


しかし、この南米選手権というのは面白い大会で、1、2カ国が南米以外から招待されるんですよ。過去に日本も参加したことがあったんですが、ケチョンケチョンにやられました。


これは4年に一度の大会ですが、今年の夏、行われることになっています。
この大会から、ザッケローニジャパンも招待状が来ていたんですよね。もちろん、日本代表は参加する予定でした。


そこに今回の大震災です。
これによって、Jリーグがかなりの長期間中断されて、そのせいで、南米選手権の時期にもJリーグを開催せざるを得なくなりました。そこで、日本サッカー協会は南米選手権を辞退。。。。。


MusignyBlancは思いっきり残念に思いました。
だって、これ以上の格上との真剣勝負はあり得ないでしょう?

次の、ワールドカップブラジル大会へのもっとも有用な経験となるはずでした。。。
あまりにももったいない。こんな最高な強化試合はないのに。。。。


そしたら、アルゼンチンなど南米各国から慰留され、結局、海外組中心のチーム編成で参加することに。。。。



良かった、良かった。。。

それにしても、南米の人たちは日本の震災を思いやって、一生懸命に日本を翻意させようとしてくれて、、、暖かかったなあ。。。。
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by MusignyBlanc | 2011-04-22 22:06 | 時事問題
最近の報道では、どうやらこれから先の計画停電は回避される、とのことでした。

夏場の電力需要の厳しい期間にはどうしても計画停電が必要 になる、と東電は言い続けていましたが、安易に計画停電を行えば、信じられないくらいの経済、そして社会へのダメージがあります。企業活動も抑 制されます。飲食店、商店も影響が大きいですし、病院なども、手術ができない、人工呼吸器が止まる、などの問題が出てきます。大手企業では、自家発電機などで 対応できるかもしれませんが、それにしたって燃料不足や機械の故障だってありうる訳ですから。

MusignyBlancの研究機関でも、計画停電が実行されてしまうと、とんでもない実害を被るところでした。実は、すでにかなりの実害を被ってはいます。目に見えるところだけで、2億円分くらい。。。。


まあ、何はともあれ、今後の、特に夏場の計画停電が回避されたのは良かった。

しかし、東電の計画停電を承認した政府は、経済、社会にとんでもない悪影響が及ぶということまで、思い至らなかったんですかね。そして、電力需要のピークを下げるための、それ以外の方法を思いつかなかったんでしょうか?。


言うまでもないことですが、政府の最も重要な役割は、国民の生命、財産、生活を守ることです。言葉を変えて言えば、安全保障、危機管理が第一です。これが最も優先順位の高い仕事のはずです。
でも、私たち国民は、このことをしばらく忘れていたのかもしれません。

選挙の度に、「クリーンな政治を目指します」「お金のかからない政治を目指します」「オープンな政治を目指します」と連呼する政治家の多くは、日本という国の安全保障についてはほとんど語っていません。イデオロギーの問題もあるでしょうが、むしろ恐らく大部分は、勉強不足で、安全保障に ついては全く考えてこなかったのでしょう。

政治家だけを批判するのもフェアじゃないでしょう。我々国民の側も、安全保障について真面目に考えてきませんでしたから、そのテーマでは政治家を選ばなかった。我々のそういう意識が、政治家をどんどん小粒にしていったのかもしれません。


管首相は、今年の年頭のあいさつの初めに「政治と金の問題に決着をつける」と述べました。

確かにそれもやるべきテーマかもしれませんが、年頭のあいさつとして、一番最初に話すべきテーマでしょうか?。日本という国家が今どのような状況にあると認識しているのか、将来どのような国にして行きたいのか、そのために今後どのような政策を遂行していくのか、という大きなヴィジョンを提示すべきだったと思います。

今回の未曾有の大災害に際して、危機管理、安全保障の観点からは、政府は全く機能していません。地震、津波は天災ですが、原発問題は人災という様相が強くなってきております。こういう時こそ、首相は強いリーダーシップを発揮しなくてはなりません。国民に対して「父性」を見せることによって、国民を安心させなくてはならないでしょう。もちろんそこには、自分のことよりも国民のことを考える父としての「無私」の姿が無ければなりません。

それなのに、管首相からは、自己保身の姿しか見えてこない。。。。彼が国民のことを考えているようにはとても見えない。


こういう政治家を総理大臣にしてしまったのは、間違いなく我々国民の責任です。この国はこの先どこに向かって行くのか。。。
前回の総選挙で民主党に投票してしまった国民の一人として、大きく反省する今日この頃です。
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by MusignyBlanc | 2011-04-10 20:50 | 時事問題

計画停電

しばらく、ブログの更新をサボっていた間に、日本を未曾有の大災害が襲いました。

東北地方のことと思っていた首都圏の人々も、電車の混乱、計画停電、ガソリン不足、水道汚染、など様々な影響が出るに従って、事態の深刻さを身にしみて感じ始めています。もちろん、直接被災された方々の労苦に比べるべくもありませんが。


私の職場も、計画停電なるものの対象となっています。先週のウイークデーには毎日3時間の停電がありました。これがあると、前後の準備時間も合わせて、ほとんどまともな仕事ができません。1、2週間であれば我慢もできますが、少なくともゴールデンウイーク開けまで続き、また夏場の電力需要の高い時期にも再開するとのこと。。。。これは本当に困る。

電力供給ができないから計画停電にする、という安易な考え方。。。

信号もつきませんし、医療機関もまともな医術を施せません。これが続くと、倒産する企業も少なからず出てくるでしょう。。。。もっと良い方法はないのでしょうか?。本当に、ちゃんと知恵を絞ったのでしょうか?

先週は寒かったのでエアコンなどの電力需要が高かったのかもしれませんが、今週は少し温かくなってきたためか、計画停電が実行されるのは夜の時間帯だけのことが多いようです。つまり、午後6時20分から10時まで、という時間帯ですね。やはり、夜間は照明やネオンなどで需要が高いのでしょう。

だったらやりようはありますよね。要するに、サマータイムを導入すれば良い。

これからどんどん昼が長くなって行きますから、思い切って二時間前倒しにする。そうすれば、夜9時くらいまでは明るい。そのため、その時間帯の電力消費がかなり抑えられるのではないでしょうか?

突然のblack outを避けるためには、電力消費量の総和を減らすというよりも、ピークを減らせばいい訳ですから、今ピークの夜の時間帯の電力消費を太陽の光の力を借りて下げればいいわけですよね。

他にも色々なアイデアがあると思いますが(電力節約のインセンティヴィとして、節約した場合の電気料金の割引制度を作るとか、昼間の電気料金を高くしてその分夜間の電力料金を今以上に引き下げるとか、平日の電気料金を値上げして週末を極端に安くするとか。。。。)

あまりにも国民に過大な負担を強いる訳ですから、ありとあらゆる方策にまで考えに考え抜いて欲しいと思います。
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by MusignyBlanc | 2011-03-24 23:48 | 時事問題

宿命の日韓戦

もう日付は変わってしまいましたが、今晩のサッカー日本代表の対韓国戦はなかなか希望が持てる試合内容でした。結果は0対0の引き分けでしたけれどもね。

先日のアルゼンチン戦のように、前へ前へとは必ずしも行けませんでした。これはやはり、韓国側にかなり気合いが入っていたこともあるでしょう。昔からのライバルであるということ、そして日本がアルゼンチンに勝利したということが、ライバル意識をかき立てたに違いありません。韓国という国の選手は、とにかく根性があって、なかなか心が折れない。徴兵制で個々の国民が鍛えられているということもあるのかもしれませんが、そういうメンタル的な部分は尊敬に値します。

そして、我々はこのようなサッカー強国がすぐ近くにいることを感謝しないといけないでしょう。サッカーといえば、ヨーロッパや南米が中心で、最近ではアフリカの躍進が目覚ましいですが、アジアのすぐ近くに韓国のような手強い国がいてくれてこそ、その時その時の日本代表の強さを測ることもできますし、何よりも強化にもつながります。実績ではまだ韓国の方が上ですが、でも日本にとって良い目標となります。

昨日の試合、始まったばかりの時間帯は、日本は韓国の圧力にやや押し込まれていましたが、それでも落ちついていなしているように見えました。そして、15分過ぎくらいからは、日本のパス回しがハマって、日本のペースになりました。この時間帯に一点を取れると良かったのですが、そこはさすが韓国、なかなか決定的なチャンスを作らせてくれません。そのままハーフタイムです。

そして後半。韓国が、その豊富な運動量と闘志を活かして徐々に試合を支配していくようになります。ですが、日本も落ちついて対処して決定機は作らせない。そのまま時間が経過していきました。

結局、試合内容は一進一退、そのままスコアレスドローでタイムアップです。


ですが、今までの日本代表と違ったのは、全員が、何とかしてボールを前に運ぼうという意識を見せていたところです。そして際立っていたのが本田。

彼にボールが渡ると、ボールを奪われる気がしません。安心できます。しかも、彼は必ずボールを前に持って行こうとする。実際、彼が自分でボールを持込んでシュートしたり、決定機を作ったりというのが何回かありました。

それを見て、往年の中田英寿を思い出しました。頼もしかったなあ。そのように感じたのはMusignyBlancだけではないでしょう。

ただ一つ違うことがあります。中田の時代には、あえてリスクを冒しても逃げずに前へボールを運ぼうという選手が彼以外にはいませんでした。ですが今では、本田以外にも複数の選手が、例えリスクがあっても、前にボールを運んでシュートチャンスを作り出そうとしています。
そういう意味では、長谷部も良かったですね。

ロシアリーグでは、ボランチというやや後ろ目のポジションに移ったこともあって、最近ゴールを挙げていない本田ですが、日韓戦での彼のプレーを見て、彼がどんどんと上昇ベクトルに乗っていることを確信しました。

そして

これからの日本代表は大丈夫だ。。。。

と、安心したMusignyBlancでした。

ザッケローニ監督になって、日本のサッカーは確実に面白くなりそうです。これから、眼が離せません^^
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by MusignyBlanc | 2010-10-12 23:02 | 時事問題
サッカー日本代表の新生チーム、ザック・ジャパンが、アルゼンチン代表をやぶるという大金星をあげました。

それはそれで嬉しいことです。親善試合とはいえ、やはり歴史に残る快挙でしょう。

ですが、それ以上に嬉しかったのは、日本代表のメンバーに、勝負を逃げずに前へ、前へとボールを運ぼうという意識づけがされていることが良く見て取れたからです。

今までの日本代表は、システム上それが求められたトルシエの時を除いては、ほとんどが横パス、バックパスばかりで、ストレスが溜まるものでした。先のワールドカップで健闘した岡田監督時代も同様です。

ですが、今回はどうも違うようです。
どんどんと前に向かう意識が見て取れます。
それも、一人や二人ではなくて、みんなそういう姿勢を見せている。

どうして、ここまで変わったのでしょうか?


ザッケローニ監督の優れた意識改革によって、すでに効果が現れているということもあるでしょう。

しかし、それ以上に個々の選手が自信を獲得していることも大きいと思います。

南アフリカWCで決勝トーナメントへ進出したという自信。
そして、本田、長谷部、香川、長友など、海外で超一流選手と渡り合った経験からくる自信。

頼もしいじゃありませんか。

ザッケローニが言っていたように、これからの日本代表に大きな「のびしろ」を感じました。
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by MusignyBlanc | 2010-10-10 23:51 | 時事問題

最近の報道

最近のマスコミの偏向した報道には眼に余るものがある気がします。


民主党の代表選挙での、さりげなく片方へ肩入れした報道の仕方。
政治にはあまり詳しくない一般の市民が聞いたら、どう考えても一方だけを悪人だと思ってしまいます。その報道が、日本の行方に影響を与えるのですから、恐ろしいものです。

また、最近の厚生労働省の官僚の村木さんの裁判。
思いっきり検察を叩いていますが、昨年、村木さんのことを完全に頭から「犯人」と決めつけたような報道をしていたのは、まさに大マスコミです。

検察からリークされた情報を、きちんと検証することもなく、そのまま垂れ流したのはマスコミです。
それが、今では掌を返すように検察を批判している。

検察の劣化は言うまでもありませんが、せめて去年の自分たちの振る舞いについて、自己批判や反省をする報道があっても良いのではないかと思うのですが。。。。。

ここにも、「記者クラブ制度」の弊害が見て取れますね。

この制度を早く無くさないと、日本はどんどん悪い方向へと流れて行くと思います。



(数年前に、文部科学省の記者クラブに対してプレスリリースで話をした時の経験で言うと、それぞれの記者の人たちは、別に悪い人たちではないんでしょうけれどもね。)
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by MusignyBlanc | 2010-09-20 19:13 | 時事問題

従兄弟から聞いた話

私の従兄弟のご主人は、日本の大きな家電メーカーSYで工場勤務しています。
彼は、既に管理職で部下が20人以上いるらしいです。

昨年来、そのメーカーの経営が苦しいという報道が多くて心配していたのですが、結局より大きなメーカーPSに買収されるということになったみたいで、私としてはこれで経営が安定するから良かった、と安心していました。

最近、彼に話を聞く機会がありました。

ここ1、2ヶ月は、工場に行っても、ほとんど何も仕事が無いらしいです。そこでは、その会社得意のリチウム電池や半導体などを作っているのですが、国内外からの注文がないから、生産ラインを動かせない、ということです。もちろん、彼を含めて正規雇用の社員さん達ですから、すぐに解雇という話にはなっていないのでしょうが、社員達の間のうわさ話としては、「これだけ何も仕事が無ければ、いずれ我々の首が切られるのかもしれない」と、戦々恐々としているそうです。彼自身も、もしかしたら近い将来解雇されるかもしれない、半ば覚悟している、と言っていました。

少し前まで、景気が良かったときは、その工場では交代制で24時間生産ラインを動かしていたことも多かったらしいので、あまりの情勢の変化に、みんなで愕然としているとのこと。。。。

いやはや、テレビ等ではリストラの話や、不況の話がセンセーショナルに報道されていますが、やはり実際の現場の方の話を聞くと説得力がありますね。日本の政治は政局だけで動いているので、今機能不全に陥っていますし、頼りになりません。

幸い、今のところ私は毎日仕事をすることを許されていますし、しかもその仕事も好きで選んだものです。彼のお話などを聞くと、この、一見当たり前に思える私の日常に対して、感謝しないといけないな、と思わせられます。もともとは、国民の皆さんの税金を使って研究しているわけですし。。。。
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by MusignyBlanc | 2008-12-16 23:57 | 時事問題

支持率 急落

各社の世論調査で、麻生内閣の支持率が20%前半に急落したそうです。

調査によっては、この1か月で半分になったものもあります。もともと、不人気な福田前首相では選挙に勝てないということで、公明党・自民党の大半の議員が選挙に勝てる顔として支持して選ばれたわけですから、皮肉なものです。10年一昔、ならぬ2ヶ月一昔ですね。

あのべらんべえ調が、それまでの官僚的な答弁をしていた福田首相などとは違って新鮮であり、また、まんが好きというのも庶民的で親しみやすいということで、人気があったのでしょう。。。

しかし最近では、べらんべえ調が失言ばかりだと、かえって耳障りになるし、漢字が読めないと、まんがばっかり読んでいるからだ、と批判されてしまっている。
すっかり、世論は手のひらを返してしまったようです。(ちなみにMusignyBlancはまんが大好きですから、まんがに対する風当たりが強くなると困ります。)
いったん、こうなってしまうと、支持を取り戻すのはなかなか難しいでしょうね。

田中真紀子外務大臣を更迭した時、小泉首相(当時)の支持率は急落しましたが、その後、日朝首脳会談を行ったことで急回復しました。あのくらいのサプライズを、麻生さんは懐に温めているのでしょうか?

ただ、この未曾有(「みぞゆう」ではないです・笑)の経済危機に対して、何ら対策らしい対策を取っていないのはいただけません。第二次補正予算も提出していませんし、「企業の資金繰りが苦しくなるのは年末ではなくて、年度末だ」などと、危機感がさっぱりありませんからね。ボーナスがいつ出るのか、など知っているんでしょうか?

今のところ党利党略だけで、麻生さんから「日本が沈みかかっているのだから、総理大臣として身を賭してこの難局に当たる」、という覚悟のようなものが伝わってきません。やはり、おじいさん(吉田元首相)とは器が違います。
単なるおぼっちゃまなんでしょうか?。
あるいは、単純に能力の問題なのでしょうか?

やはり、世界が劇的に変わろうとしている時代ですから、確固とした歴史観を持って、自分自身の言葉で「これからの日本はこのように進むんだ」というようなヴィジョンを示して、それを羅針盤として、個々の政策を立案・遂行していって欲しいものです。少なくとも、福田前首相と麻生首相からは、自分の目指す国家像が伝わってきません。

良い悪いは別にして、安倍、小泉元首相からは、ある程度、自分の目指す国家像は伝わってきました。もっと昔で言えば、池田、岸、佐藤、田中、中曽根元首相などは、それなりに強いメッセージを発信していました。

しかし、海の向こうでは、オバマ次期アメリカ大統領や、サルコジ仏大統領など、強烈なメッセージを出し続けている人もいます。やはり、時代の転換点には優れた人材が排出されるのでしょうか?。

日本でも、幕末の動乱期には、吉田松陰、坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛、高杉晋作、勝海舟、大久保利通、岩倉具視、などと絢爛たる人物が登場しています。これからの日本にも、そのような人材が出てくるのか、あるいは出てくるためにはもっと日本が混乱しないといけないのか、どうなんでしょうか?
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by MusignyBlanc | 2008-12-08 23:56 | 時事問題
最近、リーマンショック、という言葉が流行になっているように、これから恐慌の時代がくる、とか、時代の転換点がきた、などとも言われています。MusignyBlancは歴史学や社会学が専門ではありませんが、「現在(いま)」が歴史的にどういう時代なのか、自分なりに考えをまとめてみようと思いました。これについては、以前の日記にも書きました。

まあ、2008年の今における自分の時代認識について、素人なりに記録を残しておこうというだけの意味であって、その道の専門家に意見しようとか、そんな大それたつもりは全くありません。

@@@@@@@@@@@@@@

二十世紀は、まさに戦争の世紀でした。前半は、第一次・第二次世界大戦に代表される「熱い戦争」の時代、後半は、米ソの「冷たい戦争」の時代。戦争の時代では、戦争に勝つことが最大の目的・正義であり、戦争に勝つためには、たとえコストがいくらかかろうとも、それが正当化されました。戦闘機のビス一本に百万円かかろうと、それで戦争に勝てるなら、良い、と。戦争に負ければ、全てを失うのですから、それはそうでしょう。

たとえ「冷たい」戦争の時代でも、高コスト体質は、かわりません。東西で、人、モノ、金、情報の全てが分断されていましたし、その制限された状況でモノ作りやサービスを行っていたわけです。戦闘機でも,戦車でも、戦争に勝つためには、コストが高くても、品質さえ良ければ、売れる。その風潮は、もちろん兵器だけでなく、民政品にも及んでいました。

日本は、まさに冷戦下ではアメリカの庇護の元に、軍事にはあまりお金をかけずに民政品だけを造ることを許されたので、大きく経済発展することができました。高くても品質が良ければ売れる、という戦争の時代が、言い換えればインフレ体質の時代が、日本の「高コスト、高品質」という得意技に見事にハマった訳です。もちろん、国民の努力もあったでしょう。

それが、冷戦の終結によって、大きく状況が変わりました。
世界は、グローバル・ボーダレスになり、人、モノ、金(資本)、情報の全てが、自由に行き交うようになりました。資本は、世界中をくまなく見渡して、少しでも投資に有利なところへと投下されることになりました。「インターネット」などのIT技術革命がそれを後押ししたのは、言うまでもありません。

たとえばアメリカ資本は、冷戦下では東ヨーロッパ諸国には投資などできませんでしたが、今では、そこに賃金が低くて優秀な労働力が沢山いる、となれば躊躇せずに投資します。そうやって、世界で最も投資に有利なところに資本が流れることによって、どんどんモノの値段が下がる低コスト体質の時代、つまり「デフレの時代」がやってきました。戦争ばかりしていた「インフレの時代」とは正反対です。

金融面から言えば、1980年代にイギリスのサッチャーによる金融ビッグバンと、それにひきつづいたアメリカのレーガンによる金融自由化による成果が、冷戦後の1990年代になってクリントンの時代に花開きます。日本は例外でバブルがはじけて喘いでいた時期でもありますが、欧米諸国では、デリバティブなどに代表される様々な金融商品が開発され、経済は大きく拡大しました。

それまでは、景気というのは、好景気と不景気との間を循環するものだ、と考えられていただのですが、1990年代になるとアメリカを中心とした欧米諸国では好景気がずっと続いていました。今までの経済理論では説明できない、いわゆる「ニューエコノミー」の時代、と言われたのもこの頃です。

なるべく政府は市場に関与しない、小さな政府に徹する。市場至上主義によって、経済は自律的に最適なところへと進む。冷戦後の平和な世界とインターネットなどによる情報化社会があいまって、景気循環を超越した持続成長可能な世界が到来した、というのがニューエコノミーの主張です。実際に、最近まではこれがうまく機能しているように、見えました。

十数年前に、社会学者のフランシス・フクヤマは、「歴史の終わり」という本で、人類は数千年来の試行錯誤を経て、これ以上無い、最良の社会システムに到達した、と主張するようになりました。冷戦後の社会は、そのくらい、「勝利」であるととらえられていたのです。

もちろん、冷戦後には、世界のあちこちで貧困とかテロとかの問題が噴出してきたのも事実です。サミュエル・ハンチントンは、それを「文明の衝突」と表現して、警鐘をならしています。また、地球温暖化の問題ももちろん大きい。(本当に問題になるのかどうかは、どの科学者もまだ確信はないでしょうが。)

ただ、ある程度安定した国々を見れば、規制をなるべくはずして自由化して、小さな政府で経済の自立性にまかせる、ヒト・モノ・カネも自由に国境をまたぐ、という「新自由主義」が奏功して、持続的な経済の拡大が見られてきたという訳です。ある意味、「アメリカ的グローバリズムの勝利」とも言えたでしょう。

一方、日本では対照的ではありました。戦後、冷戦体制下に機能していた官僚機構・産業界・政治のトライアングルが、世界的な規制緩和の社会に適合しなくなってしまいました。バブルがはじけたこともありますが、時代遅れと思われたその体制が、「失われた15年」を生んでしまったとも言えるでしょう。
 そして日本では、バブルがはじけてしまったことを恐れすぎて、「リスクを取って」投資をするという姿勢に欠けるようになりました。「あつものに懲りてなますを吹く」という状態だ、と揶揄されたりしたものです。ですが、このような慎重な、悪く言えば臆病な姿勢のおかげで、サブプライム・リーマンショックの影響を最小限に抑えることにつながったのですから、何が幸いするのかわからないものです。

とにかく、サブプライム問題が表面化してからは、世界経済の趨勢は大きく変化しました。サブプライム前まで、金融技術の発達とともに、複雑で理解しにくいデリバティブが出現してきました。信用の低い人たちの住宅ローンを証券化して、細切れにして、ファンドに組み込む、などその最たるものであったでしょう。結局、アメリカの住宅価格の低下と共に、その証券が暴落して、サブプライムショックが引き起こされた訳です。

それでもまだ、世界の投機マネーはその投資先を求めてさまよいました。サブプライム問題のせいで、証券や金融商品での投資がうまくいかないのならば、ということで目をつけたのが、原油です。もともと、市場が大きくない原油に一気に投機筋の資金が流れて、原油相場が暴騰します。また、その結果、バイオエタノール用のとうもろこしなどへの転作が増えるだろうという思惑から、とうもろこし、小麦、その他もともろの商品相場も値を上げました。

しかし、そうこうしているうちに、サブプライムショックのせいで、リーマンブラザーズなどの大手証券会社が経営危機を迎えます。それを契機に、お金を貸しても貸し倒れになる、という疑心暗鬼が蔓延して、信用収縮を起こし、お金が回らなくなる、いわゆる流動性の危機による金融不安、金融恐慌の様相を呈してきました。お金を貸してもらえなくなるのですから、とりあえず自前で現金を調達しないといけない。そうすると、たとえトヨタのような優良企業の株であっても、現金化のために投げ売りをせざるを得なくなり、結果として世界的な株価の暴落を招いてしまいました。

そもそも、冷戦が終結してからこの15年あまり、いかにして世界経済が拡大してきたのでしょうか?。そして、いかにして好景気が続いていたのでしょうか?。(日本は不景気でしたが、世界的には経済は拡大基調でした。)
 これは、ひとえに、世界中の人々がアメリカの力を信じていたからではないでしょうか?。軍事力でも経済力でも圧倒的な力を持っているアメリカだから、いくらドルを刷っても、赤字国債を発行しても、買い手がいるから大丈夫、という安心感というか神話のようなものを、みんなが信じていた。

今回の、サブプライム・ショックによって、我々はその神話が幻想に過ぎないのかもしれない、と疑い始めています。それが、直接的には現在の信用収縮による流動性の危機につながり、さらには消費の減退や設備投資の手控えなどによって実体経済にも悪影響が及び始めているようです。

もしかしたら、2008年は歴史の分岐点と記録されるかもしれない。米ソの冷戦に勝利し、世界で唯一の超大国となったアメリカを信頼することによってもたらされていた世界の安定、すなわち冷戦後の「パックス・アメリカーナ」が、ゆるやかに終焉を迎えているのかもしれない。
 まだ、確証があるわけではありませんが、そんな可能性を感じてしまいます。

それでは、これから先の世界はどのようになっていくのでしょうか?。20世紀のように、世界規模の戦争が起こるとは思えません。インターネット・IT技術の進化はまだまだ進むでしょうから、世界規模での情報の統合は進むでしょう。だけれども、行き過ぎたアメリカ主導によるグローバリズムに対する反省と反動は起きるのではないでしょうか。そして、国家としては、内向きに、規制の多い保護主義的なものになっていくのかもしれません?

とはいっても、情報化社会の進展は止められないでしょうから、個人と国家との間のアンバンランスな時代がしばらく続くような気がします。どこからか、何か新しい「秩序」が生まれてくるといいのですが、そんな「絵」を描ける政治家が出てくるでしょうか。

どう考えても、日本が主要なプレイヤーとなる筋書きを思いつけないのが、ちょっと悲しいですね。。。。
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by MusignyBlanc | 2008-11-01 15:25 | 時事問題
いまだに、株価の下落に歯止めがかかりません。
それと、円高もどんどん進んでいます。

円高は輸出産業には打撃でしょうが、実は、MusignyBlancにとっては、必ずしも困ったことではありません。なぜなら、ユーロ安になれば、ワインが安く買えるから、です^^/

ここ数年来のユーロ高もあって、このところワインの価格は上昇の一途を辿っていました。
また、中国やロシア、中東のお金持ちがワインに目覚めて、軒並み市場で買い占めていたために、価格が高騰したということもあります。
数年前には、ちょっと頑張れば買えた銘釀ワインが、今では高値(高嶺?)の花になってしまって、とても手が出せません。
歯がゆい想いをしているワイン愛好家は、MusignyBlancだけではないと思います。

そういう訳で、このサブプライムショックと円高によって、ワイン価格が今後かなり下がるのではないか、と期待しています。

と、それはさておき、自分を取り巻く世界経済が破綻してしまったら、他人事のようなことは言っていられませんよね。MusignyBlancも、税金から給料をもらっているので、民間企業の方々に比べると影響は間接的かもしれませんが、それにしても国自体がおかしくなってしまうかもしれないからなあ。。。
一体全体、この世の中はどうなっちゃうんでしょうか?

多分に、心理学的な部分もあるんでしょうね。
「景気が悪い」とか「これからどんどん景気が悪くなる」
と言われれば、みんな少しでもお金を使わないでおこう、いざというときのために、
となって、消費は減退してしまいます。
また、企業でも、設備投資を控えたり、在庫を減らすようにしたりと、するでしょう。

これって、個々の家計や企業では、「正義」なんですけれど、全ての人と企業が同時にこういう行動に走ると、一気に消費や投資が減退して、経済が失速してしまう。そうすると、ますます景気が落ち込んで、心理が冷え込んで、さらに需要(消費や投資)が減退する、という悪循環に陥ります。いわゆる、マクロ経済学における「合成の誤謬」ってやつですね。
今は金融危機が表面化していますが、いずれはこのような理由で、実体経済もかなり落ち込むんじゃあないでしょうか。

そうすると、古典的な考え方をすれば、有効需要を喚起できるのは、財政出動のみ、ということになりますから、いわゆる「景気対策」ということになるんでしょう。(もちろん、金利を下げて需要を喚起するということも対策としてはありますが、すでに世界の金利は低水準ですから、あまり余地は大きくないと思います。)

たとえそうだとしても、たかだか1兆8000億円くらいの景気対策では不十分だし、政府は追加の経済対策も考えているようではあるけれども、これって日本だけでなくて世界で大々的にやらないと効果がないのではないでしょうか。
それに、サブプライム問題のそもそもの根っこは、アメリカの住宅価格の下落にあるのだから、それが何とかならないと、根本的な解決にはならないとも思えます。
さらに言えば、グローバルなヒトもモノも資本も自由に行き来する21世紀になってからは、古典的なケインズ的発想が通用しにくくなっているんじゃあないか、というように感じるようになりました。

まあ、世界を一つの国、としてとらえた場合には、、、、まだ通用するのかなあ。。

そうですね、世界の主要国が協調して同じ方向への対策を打つ、
というようにすれば、直接的な影響があるかどうかはまだ疑問はありますが、
すくなくとも市場に対する強いメッセージにはなるんじゃあないでしょうか。

ま、悪いことばっかりじゃあ悲しいから、
せめてワインは安くなってほしい、
という気持ちです。
(これって、オチになってませんよね・苦笑)
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by MusignyBlanc | 2008-10-09 16:06 | 時事問題