MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:ワイン( 163 )

さて、いろいろ書いているうちに、当初の予定よりもはるかに長いカキコになってしまいました。
このブログは、私の記憶を助けるための記録でもありますから、
ここに、この日に飲んだワインをリストとしてまとめておきます。

1 Aruga Branca Pipa (勝沼醸造)
2 Veuve Clicquot Ponsardin La Grande Dame 1990
3 Corton Charlemagne 1993 (Maison Leroy)
4 Meursault 1993 (Domaine Jean Francois Coche-Dury)
5 Chambolle-Musigny Les Amoureuses 1997 (Domaine Georges Roumier)
6 Clos-Saint-Denis 1987 (Domaine Dujac)
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-25 10:53 | ワイン
さて、最後の一本です。
私が提供する赤ワインです。
もう、ルーミエで完全にノックアウトされたので、私には逆転の目はありません。
とはいえ、予定通り飲んでみました。

これは、最初から正体を明かしていたワインで

Dujac Clos-Saint-Denis 1987
デュジャックという造り手の、クロ・サン・ドニという畑からとれたぶどうで造られるワインです。

クロサンドニは、上述のシャンボルミュジニー村とジュヴレシャンベルタン村に挟まれたモレ・サン・ドニ村にある特級畑です。このモレサンドニ村は、有名な二つの村に挟まれていて地味ではありますが、数多くの特級畑を有しており、力強い優れたワインを産出するとされています。

造り手のデュジャックですが、この人もなかなかの有名人です。ブルゴーニュ地方の造り手というのは、その多くは先祖代々畑を受け継いできている世襲の造り手が多いのですが、デュジャックの初代当主のジャック・セイスさんは、実業家から転身したという経歴を持っています。

お金持ちだったのでしょう、子供の頃から有名レストランなどを巡って舌を鍛えていたらしいです。
好きが嵩じてワイン作りを始めただけに、本当に丹念にワインを造り、1960年代に自身のドメーヌを立ち上げてからすぐに名声を博するようになりました。
私的には、ルーミエと同系の薄くて旨い味わい、と思っています。
ここのクロサンドニもなかなか評判が良いので、私はこれを選んだのですが。。。。。

L氏のルーミエのレザムルーズによって、このワイン、すっかり霞んでしまいました(涙)。あれはインパクト強過ぎだぜ!。
ルール違反だよ、
と言いたくなりますがね。

でも、もしもL氏に「じゃあこのワイン出すのやめましょうか」、と言われたら、「石にかじりついても飲みます」と言ってしまうでしょう。う〜ん、うまいワインが飲めるなら、私にはプライドなんてないですもん^^; 。。

それはさておき、このデュジャック、手前味噌ですが、なかなか美味しかったです。

保存状態が良かったんでしょう。とってもきれいに、素直に熟成していました。色合いは熟成したやや褐色かかったビロードのような感じ、香りは典型的なブルゴーニュの古酒の広がりとほのかな甘みのある芳香、そして味わいは、まだまだ構造がしっかりしていて、これからもさらなる熟成に耐えられそうでした。
いや、これは素直に美味しい。
薄旨ワインでしたね。

密かに、自分的にはこの味わいに満足していました。

@@@@@@@@@

フー、長かった勝負(ワイン会)もそろそろお開きです。

やはり、私のような、ワインを飲み始めてわずか数年の未熟者が、百戦錬磨のL氏に挑もうなどと考えたこと自体が、暴挙だったのだ、と思い知らされました。

とはいえ、心地よい敗北感ですね。

まあ、今回は残念ながらN女史、そしてあこがれのM女史の歓心を引くことはできませんでしたが(みんなL氏に持って行かれましたが)、次に頑張ります(笑)。

そうそう、Iシェフのお料理も素晴らしかったです。いつも堪能してます。
もちろん、Iシェフにも、存分にワインを味わって頂きましたよ。。。。

まあ、俗物のMusignyBlancがワインを飲むときの心象風景などは、こんな感じです。みんなは、何を考えてるのかなあ。。。
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:29 | ワイン
それにしても、今日のL氏は冴え渡っています。
さながら、その頭脳はデス・ノートの「エル」みたいですね。

そんなL氏が、出してくるブラインド、ただものであるはずはないでしょう。
そこまでは予想できるのですが、具体的にどんな銘柄なのかは皆目見当もつきません。ブルゴーニュの赤ワインということだけは決まっていましたが。

この日に先立つこと3日、メールでそれとなく探りを入れていたのですが、「まだ決めていません」とのことでした。
とはいえ、彼の家には膨大な在庫がありますから、そこから何を持ってくるのかは、まさに自由自在。

さあ、L氏がゆっくりとコルクを抜いていきます。
そして、皆のグラスに注いでいく。

う〜ん、なんとも、若すぎず、古すぎず、絶妙な色合いです。ちょうど良い頃合いかな。
さて、香りを嗅いでみます。

おおっと、これは衝撃!!。
何十もの花や果実を集めたかのような、華やいだ香り。これは凄い。凄すぎる!。

M女史も、N女史も大絶賛です。
そりゃそうでしょう。これほどのワインは滅多に飲めない。

でも、この香りはどこかで嗅いだことがあるような気がするぞ?
私の数少ない体験をたぐってみます。

そうだ、私の新しい職場への送別会をやっていただいた時に飲んだ

Mazi-Chambertin 2001 (d’Auvenay)
の香りにそっくりです。

でもなー。さすがにそれはないだろうなー。
いくらL氏でも。。。

というのは、傷んでいた白のところでも書きましたが、このd’Auvenay ドーヴネという造り手は、Leroyさんが運営する超人気ドメーヌで、しかもそこでのMazi-Chambertinというのはフラッグシップワイン。
半端な値段ではありません。

我々、大富豪ではありませんから、さすがにそれは無いだろう、と。青年実業家のL氏の財力ならば、もしかしたら、とも思いましたが、それにしてもやっぱりそれはないだろうなあ、と。

しかし、(私のような未熟者にとっては)今嗅いでいる香りは、まぎれも無く以前飲んだアレと同類の香りがします。

う〜ん、これをどう考えるか。。。。
そう言えば、完全なビオではないにしても、ビオ系のワインで、優れた造り手はこのような香りがすることもあるなあ。
例えば、Nuits-Saint-Georges (ニュイサンジョルジュ)の有名な造り手のl’Arlot (ラルロ)のごく最近のワインは、この系統の香りがしたなあ。
でも、今かいでいる、この香りはそれらに比べても別格だ!

でも、待てよ。
神の雫(有名なワイン漫画です)の第一巻にも記載されていたけれども、Vosne-Romanee (ヴォーヌロマネ)村の特級畑Richebourg (リシュブール)は、百の花を集めたような香りがするらしい。
そう言えば、以前、やはりL氏に飲ませて頂いたAnne Gros (アンヌ・グロ)作のRichebourgは良い香りがしたような気がするなあ。。。似てたような気も。。。
でも、あれよりは、d’Auvenayの方が近い気がするしなあ。。。。

香りはともかく、さて、飲んで味わってみます。
やはり予想どおり、果実味が豊かで、それでいて構造もしっかりしていて、奥行きがある。これは、今飲んでも美味しいが、熟成していくと、とんでもない化け物に成長するのではないか?

ますます、わからなくなってきます。

もう、女性陣はうっとりした表情を浮かべています。L氏は、どこか満足そうな表情を浮かべながらも、いたずらっぽく、「どうだ!、これ、すごいだろう。どこの誰のワインか、わかるかな?」
とでもいいたげです。
うーん、悔しいけれども、この感動は、どうしようもない。

そこで、L氏が
「さて、このワインは何年でしょうか?」

ワインの力強さからいったら、そんなに古いことは無いだろう、と思いました。以前飲んだ、Mazi-Chambertinが2001だったけれども、それより力強かったので、よりやや良い年の2000と私は答えました。
もっと良い年の2002だとすると、もっとタンニンが強いだろうからそれではないだろうなあ、と考えたこともあります。

果たして答えは・・・

L氏「1997年です」
orz….

全然外れました。
これだけ果実味と華やかな香りがあるので、もう10年以上経過していたとは、信じられませんでした。1997は、決して良い年ではないし。。。。

でも、この時点で、「それだけ、このワインはポテンシャルが高い。それ相応の造り手のものか、相当な優良畑のものだ」と思いつくべきでした。

さすがに、N女史も、M女史も、ヴィンテージを当てることはできませんでしたね。

次にL氏
「さて、このワインはどこの村で造られているでしょうか?」
とのたまいます。
L氏の表情に「ニヤリ」という一瞬の笑いが浮かんだのを、MusignyBlancは見逃しませんでした。

うーん、なんとかしなくては。
上記の理由で、畑がMazi-ChambertinならGevrey-Chambertin (ジュヴレ・シャンベルタン)村、RichebourgならばVosne-Romanee (ヴォーヌロマネ)村ということになります。l’Arlotの造るワインに近い香りがしたような気もするけれど、でもL氏の性格から言って、比較的地味なNuits-Saint-Georges村の畑ってことはないだろうしなあ。。。

さんざん、迷ったあげく

私 「ヴォーヌロマネ村です」
と言ってしまいました。

N女史は、「Chambolle Musigny (シャンボル・ミュジニー)村」
M女史は、「ジュヴレ・シャンベルタン村」

それぞれ、意見が分かれました。

ここで私は、ズルくこう言いました。
「Mさんもそう思いましたか。僕も一瞬そう考えたので、やはりジュヴシャン(ジュヴレシャンベルタンの略)にしておけば良かった!」

こうやって、万が一、ジュヴシャンだった場合に「いやー、実はそうではないかとも思っていたんだよねえ」と言い訳を言うための伏線を張っておきます。
(いや〜、セコイですね。でも、私なんて、こんなもんです^^;。)
他の3人と違って実力ないですから、ハッタリです(笑)。

果たして、L氏の答えは。。。。
「この中に正解者がいらっしゃいます・・・・」

ここで間合い。。。
ずいぶん気を持たせます。
やはりRichebourgだったのか。。はたまた、Chambertin系のワインか。。。。。
いろいろな考えが、MusignyBlancの頭を駆け巡ります。

L氏「シャンボール・ミュジニー村です」

ガラガラガラ。。。
私の心の中で、何かが崩れていく音がしました。
な、なんと、私の考えというか、味わい方は、完全に見当外れの方角を向いていたようです。
やはり私のテイスティング能力なんてこんなものです。

そうか、シャンボールか。考えもしなかったなあ。。。。。

嬉しそうなのはN女史です。
ソムリエの資格を持っているだけでなく、実際に日々ワインの売り場で飲み込んできておられる方です。ただ、事情があって、ここ一年ほどはワインを飲んでおられませんでした。
前述のように、今日は、一年ぶりにワイン解禁になった、お祝い会だったのです。

今日はこれまでに、N女史は、日本の白ワインでも、ムルソーでも、どちらも外しておられましたから、流石にブランクが大きいか、と思っていたのですが、やはり彼女の味覚は健在だったようです。
N女史も、そう思ったらしく、率直にそれを喜んでましたね。カワユイです。

振り返ってみると、今日、何も当てていないのは、私、MusignyBlancだけ、ということになってしまいました。まあ、実力的には順当ではありますが、やっぱりくやしいですよね。
ちょっとかっこいいところを見せたかったのに(そんな能力無いんですけど)、今日はやられっぱなしです。

するとL氏
「では、畑の名前を当てて下さい」

これだけは、どんな手段を使っても当てなくては。。。。
私の力では、ワインの香りと味から畑を当てるのは不可能。
そうすると、L氏の心理分析から推理するしかない!。

L氏の性格からしてどのような畑を選ぶだろうか?
もしも自分がL氏だったら、誰も知らないようなマイナーな畑は選ばないよなあ。。。。
せっかくブラインドにするんだから、みんなをあっと驚かせたいはず。。。
しかも、今日はN女史のワイン復帰のお祝い会。。。

いろいろL氏に問いかけながら、彼の表情を探るのですが、ポーカーフェイスで何もわかりません。
次第に心理戦の様相を呈してきます。

いろいろ考えを巡らせましたが、こういうお祝いの席に、しかもブラインドで持ってくるのですから、L氏の性格からいって、相当に有名な畑であることには間違いないだろう、というのが結論でした。
そうすると、シャンボル・ミュジニー村の中だとすると、以下の三つの畑しかあり得ません。

最初の二つは、シャンボルミュジニー村にある二つの特級畑です。
つまり、Bonnes Mares (ボンヌ・マール)とMusigny (ミュジニー)です。

(余談ですが、私のMusigny BlancというハンドルネームはこのMusignyという特級畑でとれる白ワインのことです。)

もう一つは、一級畑である
Les Amoureuses (レ・ザムルーズ)です。
これは、「恋人達」という名前の畑で、ロマンティックなのですが、しかし名前だけではなくて、並みいる特級畑を超える評価を得ている、スーパーな一級畑です。

そこで、私は
「レ・ザムルーズだと思います。多分、造り手はヴォギュエ」(後でわかるんですが造り手まで言わなきゃ良かった)

N女史は「ミュジニー」
M女史は「ボンヌ・マール」(記憶が定かでない、もしかしたらレザムルーズって言ってたかな?)

ここで、L氏が
「答えは、レザムルーズです。」

よっしゃあ!!。
やっと当たった。まあ、当てずっぽうだったけれども。。。。
女性陣の賞賛のまなざしが、私に対してほんの2秒間ほど注がれました。

L氏が続けて
「造り手は、Georges Roumier (ジョルジュ・ルーミエ)です」

その瞬間から、
N女史、M女史から
「キャー、ルーミエ、信じられない」
といった黄色い歓声が。。。。。

このジョルジュ・ルーミエなる造り手、まさにブルゴーニュワインのスーパースターなのである。今では、ジョルジュの孫のクリストフ (Christophe) が受け継いでいるが、そのクリストフもやはり天才。

最近では人気がありすぎて、売り出されれば一瞬のうちに売れてしまって、なかなか買うことができない。ましてや、彼のワインの中でもレザムルーズはミュジニーと並んで群を抜いて評価が高く、ほとんど手に入れることは難しい。。。。

おそらく、この1997ヴィンテージのルーミエ、レザムルーズには、今後一生お目にかかることはないでしょう。
いやー、それにしても凄いのを飲ませて頂きました。
ブラインドだっただけに、先入観なしで飲みましたが、それにしても本当に美味しかった。
やっぱり、ルーミエって凄い造り手なんだなあ、ということを再認識させられました。

ルーミエに関して言えば、今より安くて手に入りやすかった時代に、1980年代のは結構飲んだことがありました。それはもっと古典的な作り方で、熟成が進んでシルキーになって、ジワっとくる旨味が象徴的だったのですが、今回飲んだ比較的若いルーミエとはちょっとまた傾向の違いを感じました。今回の華やかなワインがもっと熟成すると、今まで飲んできたのと同じような印象を受けるシルキーな旨味のあるワインとなるのか、あるいは新しい当主であるクリストフが果実味を全面に出した新境地を開きつつあるのかは、未熟者の私には判断のつきかねるところではあります。

10年後に同じワインを飲めればわかるんだけれどもな。
でも、もう出会うことはないだろうなあ、これほど希少なワインには。。。。

というわけで、悲しいかな、畑を当てた私への女性陣の賞賛のまなざしはわずか2秒で終わったのですが、まあそんなことはどうでもよい。
こんな素晴らしいワインを提供して下さった、L氏にひたすら感謝感激でした。

いやー、完全なノックアウトです。
やられちゃいました。
でも、完全敗北であるにもかかわらず、心地よいですねえ。。
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:27 | ワイン
フッフッフ。
瀕死の状態から、復活のための光明が。。。。

まさか、とは思ってはいたのですが、実は念のために隠し球を持ってきていました。白のコルシャル(Corton Charlemagne)の状態がもしかしたら悪いかもしれない、と考えて、家を出る直前に一本保険を持ってくることを思いついたのです。同じヴィンテージ、1993のワインです。

まさか出すことになるとは思っていませんでしたが。
でも、このワイン、皆に気に入ってもらえるかなあ。。。。

そこで私
「皆さん、今回、折角Nさんの復帰祝いにお集り頂きましたのに、あのようなワインを出してしまって申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。
ですが、実は、こういう事態もあろうかと、保険を用意しておりました。それを飲んでみてください」

という訳で、新たに私の鞄から一本持ち出してきました。回りは銀紙で包んであるので、銘柄はわかりません。
とりあえず、大急ぎで軽く冷やして、皆さんに提供です。

^^; ^^; ^^; ^^; ^^; ^^; ^^;

やはり、先ほどの白が酷過ぎたのでしょう。
こちらは、皆さんから絶賛して頂きました。

酸がキリっとしていて、いいね。
やはり美味しいわあ。。。白はこうでなくちゃ。(やはり!?、そりゃそうだよなあ・苦笑)
など、など、です。

うーん、最初のが劣化ワインだったのが、逆に幸いしたか。。。。

さて、ここでお決まりのブラインド当てです。

私 「さて、皆さんこれはどこのどんな品種でしょうか?」

さすがに皆さんツワモノです。
全員が
「ブルゴーニュの白で、もちろん品種はシャルドネ」

全く迷うことなく、簡単に当ててきます。
まあ、そこまではこちらも織り込み済み。

私 「じゃあ、このワインを産生する村を当ててください」

ここからは、やや難しい。

しかし、一人だけ当てました。
N女史です。
ニコニコと、「ムルソー」

う〜ん、流石です。正解。
ミネラルとかふくよかさでわかったのでしょうか?
彼女が当てるときは、いつも何らかの根拠があるのです。

でも、その他の二人は外して下さった訳で、出題者の私の面目は半分保たれました。
そうそう、当てられてばっかりでもねえ。。。
このラウンド、ちょっと挽回です。

ヴィンテージは、1993でした。皆さん近いところまでは当てましたが、ドンピシャとはいかなかったようです。
流石に、田崎真也さんなんかじゃないと、難しいですよね。

最後の挑戦状です。
私 「造り手を当てて下さい。皆さんが知っている、聞いたことのある造り手のはずです。」

そしたら青年実業家のL氏、
「う〜ん、この美味しさからすると相当の造り手であることは間違いないけれども、まさか保険のワインで、コシュ=デュリ(Coche=Dury)やコント・ラフォン(Comtes Lafon)といったスーパースターを持ってくることはないだろうし。でも、そんな感じなんだけれども、さて誰だろう???」
と真剣に悩んでおられます。

いや〜、流石、さすがすぎます。L氏。

今日、再び驚かされました。
実は、このワインの造り手はCoche=Duryだったのです。

ワインはMeursault (ムルソー)の村名ワインでした。

村名ワインというのは、その村の一級畑や特級畑ではない普通の畑のぶどうから造られたワインのことです。ちなみに、ムルソー村には特級畑はありません。(でも、実力的には特級に匹敵する畑は沢山あります。)

村名ワインですから、普通であれば、ちょっと良いワインくらいなんですけれども、Coche=Duryさんの神の手にかかると、信じられないくらいな高貴な、上品な、それでいて力強い、極上の味わいになるのです。

まあ、そんな味わいであって欲しい、と私も願っていたのですが、実際にその通り素晴らしい味わいでした。1993というと、さほど良い年ではないはずなんですが、神の手にかかると、どうやらそんなことは関係ないようです。

という訳で、ブラインドは、村に関してはN女史に、造り手に関してはL氏に半ば当てられてしまいました。

とはいえ、このワインが予想以上に好評を博したので(恐らくその前の劣化ワインとのコントラストが効いたのでしょう・笑)、このラウンドは私がポイントを取ったと言えるでしょう。

まだまだL氏の方がリードはしていますが、挽回の糸口は掴めたかな。
女性陣の視線も、ちょっとは取り返せたかも^^;。
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:25 | ワイン
フッフッフ。
そこで、私の提供する本日の主役、ブラインドの白ワインの出番である。
やはり、ブラインドとして名を明かさないで飲んで頂くということは、それなりの自信作で、サプライズでもある訳です。
第一、第二ラウンドをL氏に取られたので、ここで一気に挽回、あわよくば逆転を目指しました。

私の用意したブラインドワインは
Corton Charlemagne (Leroy) 1993
コルトン・シャルルマーニュ (ルロワ)
でした。

このCorton Charlemagne というのは、フランスのブルゴーニュ地方アロース=コルトン村の特級畑の白ワインです。ここと、ムルソー村、そしてピュリニーモンラッシェ村を3大白ワイン産地という人もいます。まあ、相当に良い畑なのです。

しかし、ここで問題にして欲しかったのが造り手。
ルロワです。
ここは、ブルゴーニュでも最も有名かつ優れた舌を持つと言われるラルー・ビーズ・ルロワ女史が経営する造り手です。この女性はかつてはロマネコンティ社の共同経営者でもありました。
自分自身で、ワイン造りの会社を立ち上げていて、例えばLeroy(ルロワ)とかd’Auvenay(ドーヴネ)などがそれです。

実は、同じLeroyでもドメーヌ(domaine)ものとネゴシアン(negociant)ものがあります。自分の会社の畑で採れたぶどうを使っているか、他から買い付けいているかの差なのですが、Corton Charlemagneには両方あって、ネゴシアンものよりもドメーヌものの方が、やや値段が高いです。

まあ、今回はネゴシアンものではあったのですが、それにしてもやはりルロワなのだから、参加者に喜んで頂けるのではないか、女性陣から黄色い賞賛の声を期待して(笑)、満を持して提供しました。
L氏からウットリ視線を取り返さなければ・・・。

ただ、若干の不安材料が。
ヴィンテージは1993と、古すぎはしないのですが、しかしそのワインをビンの外から眺めると、かなり茶褐色になっている。熟成がかなり進んでいるようなのです。

こういったばあい、きれいに素直に熟成が進んでいると、信じられないほど美味しい、バランスのとれた極上の味わいになります。しかし、様々な原因によって劣化が進んでいるような場合には、バランスに欠けた、飲むのもつらいような味わいになってしまいます。

MusignyBlancは、古酒がとりわけ好きで、多少熟成が進みすぎて味わいのピークを過ぎ去っていたとしても、そういういわゆる「枯れた」味が大好きですので、問題ありません。ですが、ワインにどこかで熱が入っていたり(輸送段階などです)、(あるいはビンによって外れがあるのかもしれませんが)、品質が劣化してしまっている場合には、味がヒネてしまっていたり、ブランデー化したり(多少なら私はOKですが)して、マズくなってしまいます。

L氏とM女史の好みは似ていて、若くてイキの良いワインが好き、ですから、やはりワインが劣化していては、勝負になりません。M女史のウットリ視線は取り返せないですよね(笑)。

さて、私がコルクを開けようとすると、1993にしては、相当に黒く傷んでいます。とはいえ、コルクが古そうに見えても、中身は全く問題ないことも多いですから、
と信じるような気持ちでワインを開けました。

まずは、皆さんにサーブする前に、私が少しだけテイスティング。

「Orz………….!!!」

完全な劣化ワインです。
言い訳できない(涙目)。。。。
折角の、N女史のワイン会復帰パーティーだったのに、台無しにしてしまった。。。。。
香りを一度嗅ぐだけで、すぐにいやな臭いがツンと鼻を突いてきます。
そして飲んでみても、ブランデー香だけなら良いのですが、酵母が発酵しすぎて変な臭いを沢山出しているみたいな感じの、嫌な味と香りです。
古酒好きの私ですから、「この中にも微かな旨味もある」と強がることもできますが、やはりキビシイ。。。。

とはいえ、皆さんにも少しずつ配らざるを得ません。

とりあえず、「スミマセン」と謝りながら注いでいきます。

皆さん、香りを嗅いで、

「・・・・・・・」

しばらく、無言です。
あまりのワインの状態に、私のことを気の毒と思ってくださったんでしょう、かける言葉もない、という状態です。

しばらくして、N女史が
「あ、飲んでみると、意外と美味しいですよ。」

と優しいお言葉。
今日は彼女のためのお祝いの会でもあり、彼女らしい思いやりのある発言です。

そこで、私ももう一度、一口飲んでみました。
まあ、確かに飲めないことはない。変な味わいの奥に、本来の実力であるはずのそのワインの偉大さの片鱗は感じられる気はしました。
それにしても、orz…….
やはり、あまりにヒドい。

そこで、憧れのM女史。
哀れむような美しい瞳をこちらに向けて、複雑な表情で
「うん、そうそう、意外とイケるかも。。。。」

彼女もひたすら優しいです。。
その時、私の目尻にうっすらと輝くものがあったことに気づいた人は、その場にはいなかったでしょう。

そして、L氏。
「う〜ん、やっぱりこれはちょっと。。。。」

まったくその通りです。
反論の余地もありません。
私はフラフラで、ダウン寸前でした。
しかし・・・・・・
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:23 | ワイン
第二ラウンド (シャンパン by L氏)

MusignyBlancも気を取り直して、次なるワインに集中することとしました。

先ほどのアルガ・ブランカ・ピッパ 2004はあくまでも前座ワインでしたが、ここから先は、真剣勝負です。L氏も私もかなり気合いを入れて用意しています。
なにせ、「味のわかる女性二人」が相手ですからね。

あらかじめ、全員に配ったリストには

1 シャンパン Veuve Clicquot Ponsardin La Grande Dame 1990 L氏提供
(ヴーヴ クリコ・ポンサルダン・ラ・グランド・ダム)
2 白ワイン ブラインド  私の提供
3 赤ワイン ブラインド L氏提供
4 赤ワイン Dujac Clos-Saint-Denis 1987  私の提供
(デュジャック  クロ・サン・ドニ)

とありました。
ブラインドが二本含まれています。

それでは、まずL氏提供のシャンパンです。

静かに、皆さんのグラスに注がれていきます。
注いでいるだけで、あたりに優れた熟成香が漂ってきます。

香りだけで別格の気配。。。もう18年も前のシャンパンだけれども、泡もまだまだ元気だし。やるなあ、さすがL氏、凄いのを持ってくる。
ちなみに、この高級シャンパン。1990年なんて古いものは、もうネットショップなどでも全く売りに出てはいない。今頃、こんな凄いシャンパンに出会えるなんて、幸せです。Lさん、ありがとう!。
と、心の中で叫んでいました。おそらく、N女史、M女史も同じ気持ちだったでしょう。特に、今回はN女史のために企画されたワイン会ですし、彼女のためならば、これだけのワインを出しても惜しくはない、ということで集まったワイン達です。なので、N女史はひときわ感謝されていましたね。

さて、とりあえず飲んでみよう。
やや濃いめの色合いから、そして重厚な香りから予想はしていたが、やはり味も濃厚で深い。。。黒ブドウだけから造られたシャンパンをBlanc de Noirs (ブラン・ド・ノワール)といって、それは濃厚な味わいになります。今回のシャンパンは、Blanc de Noirsではないらしいのだけれども、結構そちら系の味わいがする。黒ぶどうの比率が高いんじゃあなかろうか?

私は、白ぶどうだけから造られたシャンパン(Blanc de Blancs ブラン・ド・ブラン)が好みだと思っていたけれども、認識を新たにさせられました。ほどよくミックスされていると、やはりいいですねえ。。。
このワイン、いくら時間が経過しても、味わいと香りが衰えない。さすがの力強さを持っていました。

う〜ん、第二ラウンドもL氏に取られてしまった。
もう、N女史もM女史も、L氏にウットリです。
ヤバイ、何とか挽回しなくては。
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:17 | ワイン
L氏と私の男性陣二人が二本ずつワインを持って行く予定だったのですが、とりあえず前座の一本として、私はとある白ワインをエキストラに持って行きました。

これは、実は日本のワイン。

アルガ・ブランカ・ピッパ 2004

山梨県の勝沼の勝沼醸造というところで造られているそうです。

実は、このワイン会の2週間ほど前に、日本酒を中心としたカウンターバーでたまたまこの白ワインをグラスで飲んでみたのがそのきっかけ。「あ、日本のワインなのに、フランスのブルゴーニュ地方の白ワインかのように、美味しい。ムルソーみたい。」というのが、私の第一印象。適度に熟成した味わいで樽の香りもして、酸もキリっとしていて、あたかも有名なぶどう品種のシャルドネのワインのよう。実はコレ、日本独自のぶどう品種である、「甲州」から造られているらしいです。

これはそのバーに併設されていた酒屋さんで一本3500円で購入できました。

さて、ワイン会の話に戻ります。
このワインをまず、全員にふるまいます。もちろんブラインド(目隠し、つまり銘柄を知らせないで飲むことです)テースティングで。
シェフのI氏にもブラインドで飲んで頂きます。

なぜ、ブラインドにしたかというと、

「恐らくは、参加者の皆さんは、これはフランスのブルゴーニュ地方のそこそこ値の張るワインだと思うであろう。そういう意見がいろいろと飛び交った後に、私が『実はこれは日本産でした〜』とやれば、皆の驚く顔が見れるだろう。今回の気合いの入ったワイン会、まずは軽いジャブ・L氏への先制攻撃としては、なかなか良いのではないか。ふっふっふっ・・・」

という、下心が思いっきりあったのである。
また、女性陣にアピったりしたい、という気持ちもあったかも^^;。

とはいえ、私のような駆け出しのワイン愛好家が、彼らのようなツワモノを欺けるのであろうか。。。
不安と期待が交錯しながらも、皆にワインをついでいくMusignyBlanc。

皆さん 「あ、スッキリして美味しい。」

私 (ちょっと冷えすぎていて、以前飲んだ時のような熟成した味わいがまだ出てこないな)と思い
「もうちょっと温度が上がった方が良いので、ちょっと暖めてみてください」

N女史 「あ、確かに熟成したような味わいもあって、なかなか美味しい」

私 (しめしめ・・・)
  「さて、皆さん、このワインの品種は何でしょうか?。」

皆 「ブルゴーニュのシャルドネじゃあないの?」

私 「そう言う声が多いので、それではまず、シャルドネだと思う方挙手を、お願いします。」

全員、挙手・・・・

私 (フッフッフ。しめしめ)
  「ブッブー。残念。違います。」

さて、ここで本来ならば、「じゃあ、どんな品種だと思いますか?」と言って、品種を当ててもらうところですが、品種が「甲州」ということがわかると、日本のワインということがばれてしまいます。
そこで、次には

私 「それでは、次にこのワインはどこの国で造られたか当ててください」

N 女史 「フランス?」(と言ったかな?私の記憶がちょっと曖昧)

M 女史 「ニュージーランド?」 (これも、私の記憶がちょっと曖昧)

最後にL氏 
しばらく黙って、じっと考えています。1分くらいの沈黙。
そして最後に
「日本!。だから品種は甲州。」

ナ、ナンデわかったんだろう!。
今まで、我々のワイン会で日本のワインなんて一度も出たことがありませんでした。特に白ワインはフランス中心でしたし、そうでなくてもドイツとかイタリアとか、あるいはアメリカ、チリなどでした。
それなのに、なんで日本という答えが出てくるんだ???
アリエネー@@@@。

私は半分パニックになりました。

当然のことながら、M女史、N女史からは賞賛の嵐!!
ヤバイ、憧れのM女史の瞳が心なしか潤んで、その中にハートマークが・・(笑)
私の浅はかな目論みはもろくも外れ、先制攻撃は見事な返り討ちにあったのでした。

う〜ん、それにしても恐るべきL氏の実力。
彼との付き合いは長くて、いつもその知識と舌には脱帽していたのですが、それにしても再度彼の実力をまざまざと見せつけられました。

まあ、私の性格を良く把握しておられるので、MusignyBlancだったらこういうシチュエーションでは奇をてらって日本のワインを出すのではないか、と推理した部分もあったかもしれません。
私が、品種を質問した後に、その答えを告げないまま、国を質問したりしたのがかなり不自然でしたしね。
それにしても、さすがバリバリの青年実業家です。
頭の回転がはやい!!。

まあ、これはまだ第一ラウンドに過ぎません。
このラウンドはL氏に10対8くらいで取られましたが、
本番はまだまだこれからです。

[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:15 | ワイン
以前、ワイン会には大別して3種類ある、と書きました。
今日は、そのうちの一つ「持ち寄りワイン会」の中で、最近MusignyBlancが参加したものを紹介します。

ただ紹介してもつまらないので、私がその時何を考えていたのか、その心象風景を中心にして、レポートしましょう。

普通の持ち寄りワイン会は一人一本ずつ持ち寄るのですが、
今回のワイン会はちょっと変則的です。

男女2名つつの4人の会でしたが、ワインを持って行くのは男性陣、つまり男性が二本ずつ持って行って、計4本という会です。

参加メンバーですが、私以外の3名は、真の「ワインのツワモノ」です。

女性の一人はN女史。
N女史はソムリエの資格を持っていて、ワインショップを運営しています。故あって、ここ一年強ほどワインを断っていましたが、ようやく解禁となりました。
実は、今日は彼女のワイン解禁を祝ってワイン会が企画されたのです。
幹事は、不肖私MusignyBlanc。
N女史はいつもニコニコ穏やかで、ホワワーんとした感じ、雰囲気で言えば安めぐみか。。。癒し系ですね。でも、実はワインの実力はとんでもなくて、いつもいろいろ教わっています。

もう一人の女性、M女史はイギリスのソムリエの資格を英語で受けて取得したという才媛です。超有名企業の秘書さんで、会話にも知性が溢れている才色兼備。実はMusignyBlancはひそかに憧れています(ヒューヒュー!)。シャンパンやボルドー右岸のワインに特に造詣が深いかと思えば、ブルゴーニュワインもブラインドでかなり当ててるという、実力者です。

 今回の参加者でさらに、もっとも恐るべきはL氏。イケメン青年実業家であるL氏は、ご自身の家にワインセラー室を作られて、700~800本のワインコレクションを誇っています。膨大なワインを飲み込んできておられて、膨大な知識と鋭敏な舌を持っておられる。今までにも、ブラインドテイスティングでかなり当てておられるご仁である。
 実はL氏は、私のここ7、8年来の親友であり、いろいろな意味での同士でもあります。とはいえ、ワインの実力では月とスッポン。彼は頭脳明晰で記憶力が飛び抜けていますし、また舌の記憶もすごいからなあ、、、、

まあ、私のような未熟者一人が、そんな達人3人とワイン会を企画するなんて、無謀とも言えるのですが、皆さん自分の能力をひけらかしたり自慢したりというところは全くなく、いつも温かく接して下さいます。

会場は、とあるフレンチレストラン「I」

そのお店は、我々の友人のIシェフがやっておられるフレンチで、ワインをあらかじめ伝えておいたり、あるいはその場でワインを味わってから、それに合う料理を作って下さいます。感謝感謝です。
しかも、ワインの持ち込み料もナシです。
もちろん、Iシェフにもワインを飲んで頂きますがネ。
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-24 19:08 | ワイン
先日、昨年まで私が助教として働いていた土地の友人から、メールが。。。

「明後日の夜、出張でそちらに行くので、夜一緒にワインを飲みましょう。夜11時半くらいからスタートということで。」

彼とはもう、5、6年のワイン仲間であり、とっても気の合う友人です。
私なんかよりもずっと、ワインに対する造詣も深く、しかしながらその控えめな性格から、決してそれを自慢したりはしません。いろいろな批評家の意見に惑わされずに、彼自身の理想のワインというのが(恐らくは)あって、独自の価値観からワインを評価しています。

いつ彼のワインに対する意見を聞いても、目から鱗、という感じで、新しい切り口を提示してくれます。そもそも彼は、ある大学の文学の先生ですから、いわば「言葉の魔術師」。

普通は、味や香り、といった、言語化するのが非常に難しい、感覚的な部分が、彼の魔術にかかると見事に言語化されていきます。それがまた、MusignyBlancが飲んでみてそこはかとなく感じていた(でも言葉にならないでいた)感覚を、見事に表現しているのです。
いや〜、やはりその道のプロは凄い。

そんな彼が、たとえ私が遠隔地へと引っ越してしまっても、こうやって「一緒に飲もう」と言って来てくれた。本当にありがたい。

まさに
「朋あり、遠方より来る 、亦楽しからずや 」
です。

我々が行ったのは、午前4時までやっている、ちょっとした穴場のワインバーなのですが、グラスで普通ではなかなか飲めないワインを開けてくださいます。それも、かなりリーズナブルに。

その時飲んだワインの一部を記録として残しておきましょう。

白ワイン  Meursault Perrieres 1989 (Pierre Morey)
赤ワイン Chambolle-Musigny Les Feusselottes (年を忘れちゃいました) (Christian Confuron)
赤ワイン Richebourg 2004 (Meo-Camuzet)
流石に、最後の赤は美味しかったです。まだ若いのに、味わい深かったというか。。。

ワインの記録の良いところは、この記録を後で振り返ると、

その時のワインの味もさることながら、
その時、一緒に飲んだメンバーのこと、
どんな楽しい会話が交わされたか、
その場所はどんなところで、どの季節に、どういうテーマで集まったのか、
など、いろいろなことが、頭の中によみがえってくることです。

こういう、「生きた」記憶が、沢山あることによって、自分の人生が豊かに彩られていく気がします。すべては、友人達のおかげですね。

その日は午後11時半スタート、
翌日はお互いに出張があったので、午前2時でお開きとなりました。

お互い、そんなに口数を多く会話をする訳ではないかもしれないけれども、落ち着くんですよね。気の許せる相手とワインをはさんで一緒にいると。

これがあるから、ワインは止められない。。。。。。
(今日も飲みながら書いているので、ストーリーが飛び飛びですが、ご容赦を。)
[PR]
by MusignyBlanc | 2008-09-21 23:51 | ワイン
9月12日に、ワイン会なるものについて書きました。

そこで書いた、3つに分類できるワイン会のうちの、2番目
つまり、
「個人が、あるテーマでワインを揃えて主催するワイン会」
なるものについて、最近、超マニアックなものがありましたので、ご紹介します。

(注:  あまりにマニアックな話なので、ワインに興味の無い方は読み飛ばしてください。
でも、そのマニアックさ故に、どこかに記録を残さなくては、と思い、これを書いています。)

これは、私のワイン仲間であり、ワインの師匠でもあるお二人(T先生とH氏)、がコラボレーションして企画したワイン会です。
H氏が曰く、
「2002年のクロ・ド・ヴージョが評判がいいみたいだから、リリース直後から集めていたので、そろそろ検証のためのワイン会を企画したいと思います」
とのことでした。

補足説明しますと、クロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)は、ボルドーと並ぶフランスのワイン名産地ブルゴーニュ地方の歴史がある有名な特級畑の名前で、素晴らしい赤ワインを生み出すとされています。

ただし、この畑はとても広く、斜面の上の方と下の方では、全く条件が違う、上の方が下の方に比べて格段に良いワインを生み出す、と言われています。

また、数多くの作り手が、このClos de Vougeotのワインを生産しております。
それぞれの作り手によっても個性が豊かであり、それ故に、ひとことでClos de Vougeotといっても、ひとくくりにできない複雑さがあるのです。
また、玉石混淆とも言われていますね。

そこで、H氏とT先生は共同で、同じClos de Vougeot 2002年でも作り手(ドメーヌ、domaineと言います)によってどのように味わいが違うのか、あるいは共通点が見つけられるのか、を検証するワイン会を企画してくださいました。

H氏の判断で、以下の三回にわけてワイン会が行われました。
また、彼はそれぞれのドメーヌがClos de Vougeotのどのあたりの畑を所有しているのか、地図と航空写真を配布して下さいました。(頭が下がります。)

第一回
「伝統的な醸造法を継承している有名ドメーヌ」
1 Faiveley
2 Drouhin-Larose
3 Jean Grivot
4 Jacques Prieur
5 Charlopin
6 Meo-Camuzet
7 Rene Engel

第二回
「テロワールを尊重した、この地を代表する作り手」
8 Michel Noellat
9 Alain Hudelot-Noellat
10 Michel Gros
11 Gros Frere et Fils
12 Annes Gros
13 Chateau de la Tour

第三回
「テロワールより造り手の個性が感じられるドメーヌ」
14 Francois Lamarche
15 Gerard Raphet
16 Dominique Laurent
17 Louis Jadot
18 Mugneret-Gibourg
19 Robert Arnoux

以上です。
私は、ワインは大好きですが、まだまだ飲み比べてどうこう言えるほどの経験がないので、講評などはとてもできません。
ですが、私なりに、それぞれのドメーヌは個性があって、楽しめました。
それぞれの参加者によって、感想も異なり、それがまた面白かったですね。

それにしても、これほど取り揃えたワイン会というのは、私も生まれて初めてでした。
良い経験をさせて頂きました。

とはいえ、気楽にガバガバ飲んでしまった、です^^。
[PR]
by musignyblanc | 2008-09-17 17:47 | ワイン