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MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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支持率 急落

各社の世論調査で、麻生内閣の支持率が20%前半に急落したそうです。

調査によっては、この1か月で半分になったものもあります。もともと、不人気な福田前首相では選挙に勝てないということで、公明党・自民党の大半の議員が選挙に勝てる顔として支持して選ばれたわけですから、皮肉なものです。10年一昔、ならぬ2ヶ月一昔ですね。

あのべらんべえ調が、それまでの官僚的な答弁をしていた福田首相などとは違って新鮮であり、また、まんが好きというのも庶民的で親しみやすいということで、人気があったのでしょう。。。

しかし最近では、べらんべえ調が失言ばかりだと、かえって耳障りになるし、漢字が読めないと、まんがばっかり読んでいるからだ、と批判されてしまっている。
すっかり、世論は手のひらを返してしまったようです。(ちなみにMusignyBlancはまんが大好きですから、まんがに対する風当たりが強くなると困ります。)
いったん、こうなってしまうと、支持を取り戻すのはなかなか難しいでしょうね。

田中真紀子外務大臣を更迭した時、小泉首相(当時)の支持率は急落しましたが、その後、日朝首脳会談を行ったことで急回復しました。あのくらいのサプライズを、麻生さんは懐に温めているのでしょうか?

ただ、この未曾有(「みぞゆう」ではないです・笑)の経済危機に対して、何ら対策らしい対策を取っていないのはいただけません。第二次補正予算も提出していませんし、「企業の資金繰りが苦しくなるのは年末ではなくて、年度末だ」などと、危機感がさっぱりありませんからね。ボーナスがいつ出るのか、など知っているんでしょうか?

今のところ党利党略だけで、麻生さんから「日本が沈みかかっているのだから、総理大臣として身を賭してこの難局に当たる」、という覚悟のようなものが伝わってきません。やはり、おじいさん(吉田元首相)とは器が違います。
単なるおぼっちゃまなんでしょうか?。
あるいは、単純に能力の問題なのでしょうか?

やはり、世界が劇的に変わろうとしている時代ですから、確固とした歴史観を持って、自分自身の言葉で「これからの日本はこのように進むんだ」というようなヴィジョンを示して、それを羅針盤として、個々の政策を立案・遂行していって欲しいものです。少なくとも、福田前首相と麻生首相からは、自分の目指す国家像が伝わってきません。

良い悪いは別にして、安倍、小泉元首相からは、ある程度、自分の目指す国家像は伝わってきました。もっと昔で言えば、池田、岸、佐藤、田中、中曽根元首相などは、それなりに強いメッセージを発信していました。

しかし、海の向こうでは、オバマ次期アメリカ大統領や、サルコジ仏大統領など、強烈なメッセージを出し続けている人もいます。やはり、時代の転換点には優れた人材が排出されるのでしょうか?。

日本でも、幕末の動乱期には、吉田松陰、坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛、高杉晋作、勝海舟、大久保利通、岩倉具視、などと絢爛たる人物が登場しています。これからの日本にも、そのような人材が出てくるのか、あるいは出てくるためにはもっと日本が混乱しないといけないのか、どうなんでしょうか?
by MusignyBlanc | 2008-12-08 23:56 | 時事問題