MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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様々な品種の赤ワイン

先日のワインの話。

この日のテーマは赤ワインの造り方。
収穫からワインになるまでの工程について、解説がなされました。
その内容は略します。

そして、後半のテイスティング。
この日のテーマは「赤ワインの造り方」ですから、もちろんテイスティングも赤ワインです。ブラインドで6種類。次々とグラスに注いでいきます。1番と3番が明るい色かな。。。

そこでY先生が、「それぞれ全て違うぶどう品種からできたワインですが、特に3番と6番が重要ですので、今日は一通りテイスティングして頂いた後、その二種類についてのコメントをお聞きします」と言われました。

ここで、MusignyBlancは、「なんだ、代表的な品種といったらカベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールだ。しかも、3番は色が明るくて、6番は深い。だったら3がピノで6がカベルネだな。まったく、そんなことを言ったらわかっちゃうじゃあないか。」と思ってしまいました。

すると、残りは1、2、4、5の4種類。
教科書を見ると、赤の代表的な品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、メルロ、ガメ、カベルネ・フラン、シラー、グルナッシュの7種類でした。カベルネ・フランはどっちかというと主役級ではないから、これを除いた6種類のどれかが、1−6番なのだな、と考えました。そのうち、ピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンは3、6だから、残るはメルロ、ガメ、シラー、グルナッシュのどれか、ということになる。

まず、1番。
これは、3と同様に明るい赤。決して黒くない。
いつも飲んでいるピノ・ノワールに近いけれども、ちょっと違う感じの香り。酸が少し強い。あまり広がりというか奥行きはない。
恐らくは、ボジョレーなどのガメではないか?

次に2番。
濃い紫から黒系の色。
渋くて酸が強い。最初はグルナッシュか、とも思ったけれども、教科書を見るとグルナッシュは色が濃すぎるということもないようなので、最終的にはシラーとしました。

3番。
これはいつも飲んでいるピノの香り、味。色は明るい赤で、透明感がある。
酸が強くて渋みは弱い。これは、先入観もあっただろうが、ピノ・ノワール。

4番
濃い黒紫。
シルキーな滑らかな味わい。渋みは中くらい。
ボルドー右岸のメルロ主体のワインを飲む時に似たような味わいがあったような気がしたので、これはメルロ、と思った。

5番
これも濃い色合いだが、2、4、6に比べるとやや明るさもある。
酸が比較的強いということも考えて、グルナッシュかな?

6番
これは、最初からカベルネ・ソーヴィニヨンと思っていたので、さほど真剣には飲まなかった(先生、すみません・汗)。
濃い黒紫色。細かい粒子が漂っている、不透明感がある外見。
香りがよく立ちこめて、高貴な香り。3番のメルロとも違う。
酸は強くない。シブい。
まあ、カベルネ・ソーヴィニヨンなんだろうな、と。。。

ここまでで、テイスティングタイムが終わりました。

すると先生が
「はい、みなさん、どうでしたか?。教科書を見て下さい。ここに7つの黒ぶどうの品種があります。最初に書いてあるカベルネ・ソーヴィニヨンは、これまでにも飲んでいますし、これからも頻繁に飲む機会のある重要な品種ですので、今日のワインには含まれていません」

ナヌ???
カベルネ・ソーヴィニヨンが無い!?

完全に想定外でした。
それじゃあ6番は何なんだ?
それに、最初から除外していたカベルネ・フランが1から6のどれか、ということになる。う〜ん。
やっぱり先入観は捨てないといけませんね。3と6はかなりいい加減に短い時間しかテイスティングしていないし。。。

さてここからは正解です。。
まず1番。
これは、品種はガメ。
Beaujolais Villlages (Joseph Drouhin) 2006  1900円
ヌーヴォーで有名なボジョレでしたね。
このジョセフ・ドルーアンという造り手は、私の好きなネゴシアン(ドメーヌ)の一つでした。
数年前に飲んだ、Chambolle Musigny Les Amoureuses 1986の味はまだ覚えています。
まあ、いずれにせよ、これはかろうじて正解。
とはいえ、3がピノ・ノワールだから、もう一つの明るいワインである1番がガメというのは、当てて当たり前だったのかもしれませんが。

先生の説明では、ガメはブルゴーニュおよびロワール地方で多く、ブレンドせずにほとんど単独で使うことが多い品種だそうです。フレッシュでフルーティーなワイン、若飲みワインとなり、パテ、リエット、豚肉系の料理に合うとのこと。

次は2番。
これはカベルネ・フランでした。
なるほど、ここに私が無視していたカベルネ・フランが来たか。
Saumur-Champigny (Langlois-Chateau) 2005, 2200円
フランス、ロワール地方のワインです。

普通、カベルネ・フランというと、ボルドーで適当にブレンドされているもの、というイメージがあったので、それ単体の味なんて、見当もつきませんでした。でも、ロワールでは単独でワインにされることが多いそうです。実際に、このワインは、カベルネ・フラン100%だったので、その特徴を掴むのには良いのだと思います。(でも、もうあまり覚えてないけど)。

説明によると、この品種は、香りが華やかで、渋みはあまり強くなく、青ピーマンに代表される、野菜っぽい香りがするそうです。合う料理はアスパラガス。

さて、次は3番。
やはりこれは、予想通りピノ・ノワール。
Mercurey 1er Cru La Levriere VV (Domaine Brintet) 2005, 3900円
Monopoleと書いてありましたから、このドメーヌの単独所有畑のようです。

このワインは重要な品種であるために、テイスティングの丁寧な解説がありました。
色合いは、やや明るい赤。粘性は中くらい。
ブルーベリーの香りと、樽香。
ちなみに樽香は、こげ臭、トーストの香り、コーヒーなどと表現されることが多いらしいです。
味ですが、5つくらいのクライテリアで味わう、ということを言われました。
1 アタック 今回のワインでは中くらい。
2 辛口か甘口か。今回は辛口(ドライ)
3 酸 今回はやや強め
4 果実味 今回はフレッシュ、フルーティー
5 渋み 今回は中くらい

ピノ・ノワールの一般的な特徴としては、常に単独で使われるということ、
栽培が難しくて土地を選ぶということでした。
また、色が明るくて、渋みが穏やか、酸が強い。
熟成させると、恐ろしいくらいに変化する。動物的な香り、異性の香りを発することもある、そうです。
若いワインは白い肉に合う。鶏肉やウサギ(ラパン)など。
古いワインはもっと複雑な料理に合うということでした。

さて、4番。
これは、メルロでした。辛うじて正解。
Cotes de Castillon (Chateau Poupille) 2004, 4600円
ボルドー地方のワインです。

メルロはブレンドされることが多いらしいのですが、このワインはメルロ100%でした。メルロには確たる特徴は無いらしいのですが、丸みがあって、穏やかなワインとなるらしい。特徴が無いので、ブラインドで当てるのは、なかなか難しいとも。。
料理としては、Tournedos Rossiniというスペシャルにマッチするものがあるらしい。これは、牛フィレステーキの上にフォアグラ、トリュフを加えて、ドミグラスソースをかけたもの、だそうです。

次に5番。
Vacqeyras (Montrius) 2004, 3300円。
ローヌのワインです。
実はこれ、グルナッシュとシラーの50%—50%でしたね。でも、グルナッシュで正解のようです。

グルナッシュは南仏やスペインで栽培され、ブレンドされることが多い。
スパイシーで、色はさほど濃くなく、渋みは中庸。
トマトに合うので、鶏肉のトマトソース煮など。

さて、問題の6番です。
これは、シラーでした。
どうやら、Y先生的には、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールの次には、シラーが重要だということのようです。
Saint-Joseph Deschants (M. Chapoutier) 2003, 3600円
このChapoutierというのは有名な造り手なので、ローヌに詳しくないMusignyBlancでも知っていました。

このワインの表現の仕方。
濃くて黒に近い赤紫色。これを、業界用語でルビーと表現するそうです。
粘性は高い。
香りは、ブラックベリー、ブラックチェリー、黒こしょう、スパイシー、腐葉土、焼けたゴム、などいろいろな表現があるらしいのですが、
MusignyBlancが最も「ああ、それそれ」と納得したのが、パーマ液の香りでした。パーマ液で髪の毛が焼けたような香り、まさにそれがワインの中にありました。
アタックは中くらいから強め、辛口で、酸と果実味と渋みは全部強い。ジャムと表現することもあるらしい。全体として、濃厚でコクがあってしっかりしている。

シラーは、南仏やオーストラリア(発音はシラーズ)で生産され、ブレンド、単独どちらもアリだそうです。色が濃く、渋みも強くて、こしょう他スパイシーな香りがするとのこと。
赤身肉、例えば、シカなどのジビエが合うそうです。

フー、やっと終わりました。
次回は、高級な赤ワインの造り方で、高級赤ワインのテイスティングをするらしいのですが、残念ながらMusingyBlancは欠席です。

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この日はクラス会があったので、有名なワインダイニング・バーのCに移動しました。
参加人数は12人。ワインも10本開きました。
そこでも、いろいろと楽しいことがあったのですが、もう力尽きて筆が進まなくなってしまいました。ワインリストだけにしておきます。
どれもこれも、なかなか個性的で、全て美味しかったです。
酔っぱらいながらラベルを写したので、間違いがかなり含まれている可能性があります(汗)。

シャンパン
1 Hubert Dauvergne Grand Cru Fine Fleur de Bouzy NV
ピノ・ノワール100%のBlanc de Noirsです。ラベルの美しいシャンパンでしたが、スタートを飾るに相応しい美味しさでした。
2 Charles Heidsieck Reserve Charlie Brut 1990
シャンパンというよりも、熟成した白ワインという感じでした。

白ワイン
3 Muscadet Sever et Maine Sur Lie, Le “L” d’Or (Pierre Luneau) 2006
スッキリしていて、料理に良く合いました。
4 Muskatella Spatlese Neipperger Schlossberg (Grafen Reipperg) 2007
このワインには、鷲のマークが貼ってあったのですが、Y先生によるとこれはFDPというドイツでの志の高い造り手の団体だそうです。味わい深かったです。
5 Chateau Talbo, Caillou Blanc 2004
タルボの白は初めて飲みましたが、美味しかったです。
6 Donnehoff Riesling Trocken Nahe 2004
Trockenというのは辛口、Naheは地方の名前だそうです。これも美味しかった。

赤ワイン
7 Cumaro (Umani Ronchi) 1995
モンテプルチアーノだそうです。イタリアワインも美味しいな、と思いました。
8 Vosne Romanee les Chaumes (Jean Tardy) 1985
ジャン・タルディはそんなに高くないですし、MusignyBlancが好きな造り手の一つであります。Y先生が授業で話していた「異性の香り」がしたような気がします。
9 Baron de Pichon-Longueville 1994
これはピション・ラランドと並んで有名なワインで、美味しくて当たり前ではあります。その上、1994と比較的弱い年であったために、まだ14年しか経過していなくても、きれいに熟成していて、古酒が好きなMusignyBlancにとってもとても美味しかったです。
10 Nuits-Saint-Georges (Emmanuel Rouget) 1992

最後のワインを飲む頃は、夜も更けていました。
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by MusignyBlanc | 2008-11-13 23:44 | ワイン