MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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シャルドネ = ショック

今回は、先日のワインクラスのお話です。
MusignyBlancは、この日は40分ほど遅刻して参加となってしまいました。

この日のテーマは、「優れた白ワインの造り方」。前回は普通の白ワインの造り方だったのですが、むしろ今回の方が最初から受講したかった。
優しい同級生のYさんがノートを見せて下さったところでは、私が来るまでに、優れたテロワール(すなわち土壌の条件や傾斜)について、収穫量を抑えることと高樹齢の樹を使うこと、発酵の温度、などについて解説がなされたそうです。

私は、樽熟成、樽発酵についてや、マロラクティック発酵(MLF)についての説明だけは聞くことができました。今まで、本で読んで漠然と知っているつもりでいたことも、意外と知らない部分もあって、こうやってきちんと講義を受けるのは、楽しいですね。

最後に、ワインの保管条件について。
温度、光、振動、湿度、瓶を寝かせること、などの諸条件がありましたが、一番悪いのが光で、次が振動(これはしばらく静置すると復活するらしいですが)と聞き、「温度じゃないんだ」と少しびっくり。
意外と大丈夫なのが、温度、と聞いて、さらにびっくりしました。まあ、程度によるんでしょうけれども。

そして、「ワインセラーはなるべく大きいのを買った方が良い。自分が考えている本数の少なくとも二倍くらいは欲しい」というY 先生のアドバイスを聞いて、さてどうしよう、と迷いが生じました。それまでは、中国製の49800円で30本入りという、超安物を買おうと思っていたんですが。。。。
う〜ん、やはりちゃんとしたメーカーの大きいのを買うべきか。。。いずれにせよ、近い将来何らかのものを手に入れないといけない、と考えています。

さて、ここで休憩をはさんで、いよいよ試飲タイムです。

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今回は、全部で6本。
1—2番、3—4番、5—6番、と組み分けがなされています。それぞれの組が同一品種(シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリングのいずれか)、そしてそれぞれの組の中には、高級なワインと普通のワインのいずれかが入っているらしいです。今回はもちろん、ブラインドですが、それぞれ品種と高級/低級を当てる、というのが課題です。

とりあえず色を見てみる。
それぞれの組の中では、1より2が、4より3が、濃い色のように見える。5、6は色合いが違うけれども、6がさらに黄色が濃い。色が濃い方が高級ならば、2、3、6が高級なのか?

まあ、とりあえずは品種を当てよう。
まず、最初に、3と4を飲んでみたら、いつも飲んでいるブルゴーニュの白の味わいがしたので、これはシャルドネ、というのはわかりました。

でも、それ以外の品種はあまり飲んでいないので、良くわかりません。
1、2は、なんとなその香りは、最近飲んだサンセールに似ているかも。。。
5、6はとにかく酸が強い。。。うーん。

ちょっと、ここで教科書をカンニング。

教科書によると、ソーヴィニヨンブランは「青草を思わせるグリーン系の香り」とある。そう思って1、2を飲んでみると、確かにどっちも青草の香りがした。うん、これは間違いなくソーヴィニヨンブランだろう。。。

教科書で、リースリングは「白い花の香り、石油を思わせる独特の香り、非常に強くシャープな酸」とあった。さて、5、6を飲むと、確かに酸は他のに比べて圧倒的に強い。そして、6の方はかすかに石油っぽい臭いもする。白い花ってどんな香りか?、と悩んだが、まあそんな白い花の香りがする気もした。
という訳で、これもリースリングだろう、とわかった。

きちんと特徴を頭に入れておけば良かったのだが、まあ教科書に頼ったとはいえ、ここまではほぼ自信を持ってわかったと思う。

さて、次は高級か普通か、の選択だ。

1、2に関して言えば、2の方が色は濃い。香りに関しては、1はややうすくて鋭角的。味もシャープ。2の香りや柔らかくてふくよか。味もまろやか。
まあ、おそらくは2の方が高級だろう。

3、4は、3の方が色は濃い。香りも開いていて、ハチミツのような香りと、タルの香りもする。ふくよかな感じ。
それに対して4は、スッキリとした香り、なんかシャブリのようなちょっと薄い感じ。。。
おそらくは、3の方が高級か。まあ、いつも飲んでいるブルゴーニュ白と同じシャルドネだから、これはわかるよな、と思ってました。浅墓にも。。。。

5、6は6の方がより黄色が濃い。5は酸が強くて鋭角的だが、ちょっとうすっぺらい感じがする。それに対して、6は酸は極めて強いけれども、味わい深い。。。6が高級かな。。。。

と、自分なりに上のように考えました。

さて、先生の解説です。
何人かの生徒に、それぞれどう考えたか、当てながらの解説です。

まずは、1、2について。
生徒さん達からは、青草のような香り、ハーブのよう、ということでソーヴィニヨンブランで、皆さん当たり。
Y先生の説明ですと、ソーヴィニヨンブランはMLFを行わないので、さっぱりした味わいで、酸が強くなる、とのことでした。また、少しほろ苦い、とも。(言われてみれば、そんな気もしました)

さて、高級低級ですが、2の方が高級と言えるだろう、というお話。なぜなら、1も2もステンレス発酵ですが、1は熟成もステンレス、2は小樽での熟成、だからだそうです。2は、コーヒー豆、バニラ、チョコなどの樽香がついている、とも。。。とは言うものの、実は値段はあまり変わりませんでした。

それぞれのワインは
1 Quincy (Domaine Mardon) 2007 , 3000円 (ロワール地方のワイン)
2 AOC Bordeaux (Chateau Mont-Pera) 2006, 3200円(ボルドー地方。セパージュは、SB 80%, セミヨン 20%)
でした。

なんと、2番は、その赤ワインが安くて旨いということでワイン漫画、「神の雫」で紹介された(オーパスワンより旨いという話になっていました)シャトー・モンペラが造っていたんですね。授業の時には気がつきませんでしたが、今リストを眺めてみると、なるほど、と思いました。

合う料理は、1がスモークサーモンや和食。2は樽香がついているので、もう少し濃厚なもの、たとえばバターを使った舌平目のムニエルなど、というお話でした。
Y先生曰く、「私はどちらかと言えば、あまりお化粧をしていない1番の方が好きです」とのこと。MusignyBlancも最初は2が断然好きでしたが、時間の経過と共に、1もいろんな味わいが出てきて、結構好きになりました。

さて、問題の3、4です。
これは、MusignyBlancがいつも飲んでいるシャルドネ。自信を持っていましたが。。。。。。まず、セパージュはシャルドネで正解。まあ、それはそうでしょう、などと余裕を見せるMusignyBlanc。

先生によると、シャルドネの場合は、ほとんどMLFを行うそうで、そのためワインが丸くなるそうです。また、シャルドネは樽熟成が似合うとのこと。お化粧がしやすい品種なのだそうです。

さて、高級か廉価版か、ということですが。

二人の生徒さん達に当てられます。一人は、3が高級、もう一人は4が高級、と答えました。。。4が高級と答えた生徒さんに先生が、何故そう思いましたか、と聞くと、「こっちの方が自分の好みだからです」との答え。フムフム、明快です。その方は、まだとても若くて可憐な感じの女性なのですが、前のクラス会の時にお話をしたところ、とてもしっかりとした考えを持っていました。とはいえ、MusignyBlancは「自分も若い頃はあっさりしたワインが好きだったっけ」などと、その時点でも3の方が高級と信じて疑わなかった。。。。。

さて、Y先生。
「これは、4の方が高級です。」

なぬ!?・・・・
マジで???

自分の味覚に完全に自信を失った瞬間でした。
(まあ、もともと自信なんてものは、なきに等しいんですけど。。。)

そして、先生がボトルを見せて下さいました。すると、見覚えのあるそのラベル!!!

ブシャールという造り手の、ブルゴーニュ・ブランとムルソーでした。
3 Bourgogne Blanc (Bouchard) 2006, 2390円
4 Meursault (Bouchard) 2006, 6900円

恥ずかしいことに、この3番のブシャールのブルゴーニュ白は、いつも家で飲んでいるワインでした。。。。まあ、確かに美味しいと思ってはいたけれども、しょせんブルゴーニュブランと思っていたからなあ。。。先入観は恐ろしい。。。。
そして、4番は同じ造り手のムルソーだったんですね。

4が、スッキリしていてシャブリのようだ、と感じたのは、実はまだ若かったからだったようです。堅いというか、開いていなかったんですね。確かに時間が経過するに従って、4の方が複雑味が出てきたような気がしました。(これは先入観のせいかもしれませんが。)

先生のお話では、
3はステンレス発酵、樽熟成(旧樽)
4は樽発酵、樽熟成(新樽)
であろう、とのことでした。

合う料理は、3が白身魚のグリル、4はゴージャスなので、サーモンときのこのクリームソースなどが良いでしょう、とのことでした。

若いワインの場合は、安いワインを選んだ方が美味しいのかもしれません、という先生の(慰めの?)お言葉もありました。

それにしても、これを当てた生徒さんの感性と味覚は素晴らしい。私に素養がないということもあるんでしょうけれども、感覚的に良いワインを嗅ぎ分けるんですから、その天分は凄いなあ、と関心しきりのMusingyBlancでした。

最後に、5、6のワインです。
これは、MusingyBlancが先生に品種に関しての質問を当てられました。
1から4の解説の後なのでもう答えはこの時点でわかってるんですが、「最初からそうだと思った」、とささやかな意地を張りながらも、「リースリング」と答えて正解。

ここからはY先生の解説。リースリングは、MLFをやらないので、酸が極めて強く、またタルは使わないそうです。
リースリングはシャルドネと違って、お化粧はしない。素のままで勝負するものであり、最近では、シャルドネよりも評価が高まってきているかもしれない、とのお話でした。Y先生は、リースリングの方がどっちかというと好きだ、とも。。。

「シャルドネ至上主義」だったMusignyBlancには、ちょっと衝撃でした。
そうか、プロの眼からはそのようにも考えられるのか、と。。。
そして、これからもっとリースリングに注目して飲んでみようか、とも思いました。ちなみに、より高級だったのは、6。これは私もなんとか正解。。。。

5 AOC Alsace (Dopff au Moulin) 2006, 2470円
6 Alsace Grand Cru Schlossberg (Domaine Weinbach) 2006, 6600円

6は知っている造り手でした。何回か飲んだことがあったような。。。
5,6ともにアルザスのワイン。しかもどっちも相当に美味しいので、間違っても仕方ない、との先生からのお言葉も。。。「5の方が開いているので、一見美味しく感じるけれども、偉大さ、複雑さ、味が詰まっているという意味では、6に軍配が上がる。」と先生。3、4の時と似ていますね。
また、6はビオディナミだそうで、その分、少し複雑でコクがあるとのことでした。

合う料理は、5がキッシュ、6がグルヌイユ(フランスのカエルだそうです)、鮎,イワナなどの川魚、ということでした。

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いや〜、今回はちょっとヘコみましたね。まあ、自分の力なんてこんなもの、とわかってはいるんですが、それにしても。。。。一番飲んでいるつもりのシャルドネでこれですから。。。

そういったことを反省するためにも、その後、有志で反省会を開催したのは言うまでもありません^^;。そのまま、ワイン持ち込み可能な、近所の韓国焼肉屋さんへと流れました。参加人数は8人。

皆さん、それぞれそれなりに外しておられたと言ってましたが、ワインインポーターに今年から勤務されているWさんは、6種類すべて当てたそうです。まだ経験年数が少ないとはいえ、さすがプロの方は違いますね。。。。

結局そこでは、泡1、白1、赤3本(2種類)を空けて、楽しく会話して、お開きとなりました。
もしかしたら、MusignyBlancは反省会のために授業に行ってるのかも(汗)???
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by MusignyBlanc | 2008-11-05 18:47 | ワイン