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MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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めくらまし総裁選・総選挙?

ここのところの、リーマン・ショックによってやや報道が少なくなってはいますが、それでも連日自民党総裁選の報道が、マスコミに露出しています。

MusignyBlancは、民主党が良いと思っているわけではありませんが、日本の閉塞状況を打開するためには、政権交代が起こる、ということを常態化させないといけないと考えています。

政権政党の政策が、国民をないがしろにしたり、大きく失敗したら、政権を手放すことになる、
この緊張感こそが、政治を(一部の利権を持つもののためではなく)国民本位のものにするのではないか、と思うからです。

冷戦が終結して、戦後の日本の高度成長を支えてきた様々な制度が、疲弊してきています。
冷戦後のグローバル社会を迎えて、善し悪しはともかく、日本はなんとか新しい世界に適応していかないといけません。

自民党は、日本の旧体制を主たる支持基盤にしていますから、新しい時代に対応した政策を打ち出すことには限界があります。日本の多くの国民も、徐々にそこに気がついてきていますから、ここ20年近くの間は、自民党の党勢は長期低落傾向にあります。

しかし、自民党はゾンビみたいで、政権を手放さないためには、なんでもやる。
その執念は、流石と言わざるを得ません。

細川ー羽田内閣ができた時には、もう自民党の時代は終わったと思ったのですが、イデオロギーの全く異なる社会党と組むという、禁じ手に手を出すことによって生き延びました。
(あの時、決定的な役割を果たしたのが新党さきがけの武村正義代議士です。彼の行動によって、日本の政治、経済は十数年間遅れることになったと、思います。ここでは詳しくは触れませんが。)

また、今世紀になってからは、自分たちだけでは選挙で勝てないので、公明党と組むことによって、何とか寿命をながらえています。
生き延びるためにはまさに何でもアリ、ですね。

とはいえ、時代の流れには逆らえず、長期衰退傾向は続いて、安倍、福田、と二代続けて総理大臣を放り投げる、という前代未聞の事態を引き起こしました。

さすがにこれで自民党は終わりだ、と思ったのですが、
今回のように、
総裁選で一人の有力候補と多くの泡沫候補が立ってそれなりにマスコミに露出する。
そして、新総理就任のご祝儀相場で支持率が高いうちに、
めくらまし解散、を行おうとしています。

とはいえ、汚染米問題、金融不安、と様々な重要課題が山積した状態での政治空白に対する批判も出てくるでしょうから、
そう簡単に、自民党の思惑通りには行かないのではないか、

そこまで我々国民はバカではないぞ、

と思うのですが、さて結果はどうなることでしょうか。
民主になったらなったで、いろいろひどいところは見えてくるんでしょうけれどね。
by MusignyBlanc | 2008-09-18 18:57 | 時事問題