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MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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クロ・ド・ヴージョ2002 水平ワイン会

9月12日に、ワイン会なるものについて書きました。

そこで書いた、3つに分類できるワイン会のうちの、2番目
つまり、
「個人が、あるテーマでワインを揃えて主催するワイン会」
なるものについて、最近、超マニアックなものがありましたので、ご紹介します。

(注:  あまりにマニアックな話なので、ワインに興味の無い方は読み飛ばしてください。
でも、そのマニアックさ故に、どこかに記録を残さなくては、と思い、これを書いています。)

これは、私のワイン仲間であり、ワインの師匠でもあるお二人(T先生とH氏)、がコラボレーションして企画したワイン会です。
H氏が曰く、
「2002年のクロ・ド・ヴージョが評判がいいみたいだから、リリース直後から集めていたので、そろそろ検証のためのワイン会を企画したいと思います」
とのことでした。

補足説明しますと、クロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)は、ボルドーと並ぶフランスのワイン名産地ブルゴーニュ地方の歴史がある有名な特級畑の名前で、素晴らしい赤ワインを生み出すとされています。

ただし、この畑はとても広く、斜面の上の方と下の方では、全く条件が違う、上の方が下の方に比べて格段に良いワインを生み出す、と言われています。

また、数多くの作り手が、このClos de Vougeotのワインを生産しております。
それぞれの作り手によっても個性が豊かであり、それ故に、ひとことでClos de Vougeotといっても、ひとくくりにできない複雑さがあるのです。
また、玉石混淆とも言われていますね。

そこで、H氏とT先生は共同で、同じClos de Vougeot 2002年でも作り手(ドメーヌ、domaineと言います)によってどのように味わいが違うのか、あるいは共通点が見つけられるのか、を検証するワイン会を企画してくださいました。

H氏の判断で、以下の三回にわけてワイン会が行われました。
また、彼はそれぞれのドメーヌがClos de Vougeotのどのあたりの畑を所有しているのか、地図と航空写真を配布して下さいました。(頭が下がります。)

第一回
「伝統的な醸造法を継承している有名ドメーヌ」
1 Faiveley
2 Drouhin-Larose
3 Jean Grivot
4 Jacques Prieur
5 Charlopin
6 Meo-Camuzet
7 Rene Engel

第二回
「テロワールを尊重した、この地を代表する作り手」
8 Michel Noellat
9 Alain Hudelot-Noellat
10 Michel Gros
11 Gros Frere et Fils
12 Annes Gros
13 Chateau de la Tour

第三回
「テロワールより造り手の個性が感じられるドメーヌ」
14 Francois Lamarche
15 Gerard Raphet
16 Dominique Laurent
17 Louis Jadot
18 Mugneret-Gibourg
19 Robert Arnoux

以上です。
私は、ワインは大好きですが、まだまだ飲み比べてどうこう言えるほどの経験がないので、講評などはとてもできません。
ですが、私なりに、それぞれのドメーヌは個性があって、楽しめました。
それぞれの参加者によって、感想も異なり、それがまた面白かったですね。

それにしても、これほど取り揃えたワイン会というのは、私も生まれて初めてでした。
良い経験をさせて頂きました。

とはいえ、気楽にガバガバ飲んでしまった、です^^。
by musignyblanc | 2008-09-17 17:47 | ワイン