MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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WE二次 その2

さて、二次の当日です。

一応、その日の朝、家で白と赤の何種類か飲んで行きました。

白は、ミュスカデ、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、タル無しシャルドネ(シャブリ)、タル有りシャルドネ(ブルゴーニュ)、ゲヴェルツトラミネールです。前にも同じワインを飲んだこともあり、これらは一応ブラインドで区別できました。

赤は、懸案のカベルネ・ソーヴィニヨンとシラー。。。。
どちらも、青臭いピーマンの香りとスパイシーな香りがするんだけれども、ピーマンがより強いとカベルネ、スパイシー香(あるいは、ちょっと変な感じの香り)がより強いとシラー、という漠然とした理解。。。。確かに、この日の朝は二つを比べたのでなんとか当てることができましたが、これが単独で出てきたら、やっぱり自信がないなあ。。。

ままよ、まあ後は野となれ山となれ、だ。。。。


ということで、二次の試験会場へ行きました。

ギリギリで到着したので、試験前には友人達に会うことはありませんでした。

まあ、その分、直前に少し復習をしておくか。。。。


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二次試験では、最初に口頭試問と称する筆記問題が15問出ます。
どうも、聞くところによると、これはこれでそれなりに重要らしい。


次にテイスティングですが、ワインが3つに、ワイン以外のお酒が1つ出されます。

ワイン以外というのは、例えば、コニャック、アルマニャック、マール、カルバドスなどのブランデー、スコッチ、バーボンなどのウイスキー、オードヴィードフリュイなどのリキュール、そして焼酎といった蒸留酒や、シェリー、マデイラ、VDN, VDLなどのフォーティファイドワイン、などなど、各種のお酒が出ます。

直前の10分間には、これらのワイン以外のお酒について、一覧表を見ていました。そしたら、その表の一番下に、「杏仁豆腐の香りがしたら、イタリアのアマレット」と書いてあった。

あ、そういえば、そんなのもあったな。去年、覚えたような気がする。。。。

などと、漠然と思っていました。

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とりあえず、まずは口頭試問15問。
基本的な多くて、去年に比べると少しは簡単な気がしました。
去年は、同じ日に行われたワイン・アドバイザリーに対する口頭試問に比べても明らかにWEへの問題が難しかったので、ソムリエ協会もかなり非難されたと聞きました。
そのせいで、今年は基本的な問題ばかりがでたのかもしれません。


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さて、その後は、テイスティングです。

グラス一つずつ、合計4つのグラスのお酒が配られてきます。

まずは、4番が配られました。ワイン以外のものですが、色は琥珀色。。。。。でも、ウイスキーなどに比べると、もっとオレンジというか橙色が強い。うーん、これはなんだろう。。。。でも、まだ試験開始の合図があるまでは、手を触れることはできません。


次に、3番の赤。。。。
明らかに、ピノノワール系の色の薄いモノとは違って、濃い系のワイン。うーん、ピノやガメならば間違いなく当てられると思っていたのだが、残念。

その次に、1、2番が持ってこられて、それらはどっちも白!。
今年は、白2、赤1か。。。。。
まあ、どっちかというと白の方がまだわかる気がするから、良かったな。

ということで、まずは、外観の特徴を選択してマークシートに記載しました。

1と2は、外観はほとんど区別がつかない。その時、初めて気がついたんだけれども、意外と会場の照明が明るくなかった。ま、それはそれとして、1と2は全く同じ回答で良かろうということで、当たり前の答えを埋めて行く。

ここで、(先日の直前講座でテクニックとして教わったのだが)、後ろの問題で出てくる相性料理の選択肢に注目。たしか、5つくらいの選択肢があったと思うのだが、それらの中で白ワインに合いそうなのはわずか二つ。

「牛肉のソーセージ」と「エビのてんぷら」である。

これって、「ドイツのリースリング」と「日本のシャルドネ」が正解ってこと??


そういう先入観で、とりあえず1の香りを嗅いでみる。


そもそも、この香りを採るというのが、苦手だ。
何回も、グラス口に鼻を近づけてみて、香りを採ろうとするのだけれども、ある時は色んな香りを嗅ぐことができるが、その一瞬後には、何も嗅ぎ取れなくなる、ということがいつものことだ。

これは、僕の嗅覚がすぐにマヒしやすくて、一旦香りを嗅いでしまうと同じ香りにはしばらくの間、鼻が反応しなくなってしまうのか、、、、、あるいは、グラスの中の香り成分がグラス上部まで満たされたり、そこからこぼれて香り成分が満たされなかったりする瞬間があるのか、それはわからない。。。

しかし、この1番の香りを採ろうと鼻を近づけたその一瞬、わずか0.3秒くらいだったと思うんだけれども、確かにリースリング特有の「石油香」を感じ取ることができた。その後、何回も嗅ぎ直すんだけれども、それを感じ取れたり取れなかったり、でも、これはファーストインプレッションを大切にしよう。味わいは、ほんのりと甘い。料理からも想像はされたが、これだけ甘いならば、アルザスではなくてドイツ、と考えて良かろう、といことで国もドイツを選択。ほんのりとした甘さから、ゲヴェルツトラミネールも考えないではなかったが、独特の石油香があること、相性料理にゲヴェルツに合う物がなかったから、これはすぐに却下。

結局、1番は品種、国を当てることはできた。そして、ヴィンテージは外れ。アルコール度数は、正否が不明。

さて、次は2番だ。
まずは香りを嗅いでみる。予想通りのシャルドネの香りがするかな?
と思ったら、さっきと逆に、こっちは全然香りが採れない。

思いっきり冷えているからでしょう。
そこで、手のひらで温めつつも、軽く口の中に含んで味わってみる。。。。。

すると、あのおなじみのある程度タルの効いたシャルドネだ。タルが控えめなので、新世界というよりも、日本なのか?
いやいや、僕の乏しいテイスティング能力では、味わいだけから国を当てることはできない。これは、相性料理から考えて、国を日本ということにしよう。。。。。


と思ったら、品種の選択肢の中に「甲州」があることに気がついた。

うーん、確かに甲州は日本を代表する白ワインの葡萄品種だ。。。
天ぷらでもおかしくはないよな。まあ、エビなどの甲殻類といえば、普通はシャルドネなんだけれども。

ただ、甲州はもう少し色合いが白っぽいということと、アジワイがこんなにふくよかではなかった気がする。。。。と考えながら、もう一口含む。
クチュクチュ。

やはり、これはシャルドネ以外ではあり得ない。。。。
ということで、2番は日本のシャルドネ。

結局2番は、品種と国は正解。ヴィンテージが不正解。
アルコール度数の正否は不明。




さて、次は3番。。。

これ、紫色、まあガーネットの範疇に入るとは思うんだけれども、でも、ものすごく熟成が進んだ色合いで、エッジがオレンジかかっている。


こんなに古そうなのが、そもそも安ワインしか出せない試験に出るのか???


こう考えてしまったのが敗因だ。


ま、とりあえず相性料理を見ると、赤ワインとして適当なのは

「猪の串焼き」と「サーロインステーキ」

しかない。

サーロインステーキと言えば、ニューワールドのカベルネ、シラー、メルロ当たりなんだろうけれども、出てきたワインの色合いは、明らかにオールドワールド。。。。ニューワールドのワインのような漆黒ではない。

では、猪の串焼きは??
教科書的には、「シベ・ド・マルカッサン(猪のシベ)」で、フランス南西地方のイルルギなどを覚えたのだが、まさかそんなマイナーな赤が出る訳がない。すると、「毛のジビエ」に合うという一般則から、ローヌのシラーなのか?。しかし、シラーに独特のスパイス香などはほとんど感じられない。そもそも、ローヌのこんなに熟成したワインなんて高くて出せないだろう。。。。

ボルドーも、これだけ熟成したものを出すのは値段的にあり得ない。。。。。

すると。。。。。。

こんな先入観に縛られたので、どんどん間違った方向へ行ってしまった。
もっと、先入観を持たずに虚心坦懐に考えるべきだったかなあ。。。。


これだけ熟成したものは、まず考えられるのが、ネッビオーロ。。。。つまり、バローロやバルバレスコなど。。。。ネッビオーロはかなり熟成させてから出荷されることも多いらしいですからね。

ただし、昨年のWE二次試験でサンジョヴェーゼが出されたので、二年連続イタリアってことはないのではないか?


すると、、、、とここで思いついたのがテンプラニーリョ。
この品種、ある程度有名であるにもかかわらず、今までソムリエ協会の試験で出たことが無かった。最後の大物と言われていて、毎年、「今年こそはでるかもしれない」と噂されているものだ。

そういえば、リオハの古いやつは、こんな色をしているものもあるな。。。。。

それに、スペインの相性料理の勉強はしていなかったけれども、もしかすると猪の串焼きなんてのが合う料理だったのかもしれない。。。。。


などと考えてしまい、ろくろく味わいもせずに、品種をテンプラニーリョ、国をスペインと答えてしまった。

正解は、ボルドー右岸のメルロ2002年。
それにしても、サーロインステーキがこれだけ熟成の進んだ右岸の相性料理だとは、、、、これはかなり難しい問題だったな。

つまり、品種、国、ヴィンテージ、全て不正解。アルコール度数の正否は不明。


でも、良く考えてみたら、右岸のメルロは比較的得意なワインだった。
右岸のワインは、もっともっと、数十年も熟成すると透明感が増してきて、僕の好きなブルゴーニュの古酒みたいになってくる。だから、ボルドーの中でも例外的に、右岸はある程度飲んできたんだよね。

だから「もしかしたら右岸かも」と思って飲んでいたら、思い至ったかもしれない。ああ、いつものあの感覚だ、みたいな感じでね。

しかしながら、相性料理、熟成度合い、値段、その他モロモロの状況証拠から味わう前から右岸を可能性から除去していたので、やはり無理だっただろうなあ。。。。

白は、先入観が幸いしたけど、赤は先入観が邪魔をしたって訳。


さて、最後の4番だ。


この4番は、一般的にアルコール度数が高いから、3番までをテイスティングする前に飲んではいけない、と言われている。鼻や舌がマヒしちゃうからね。


それで、随分と気にはなっていたんだけれども、ガマンして飲まないでいた。

色は琥珀色だけども、やや赤みかかっている。

少なくともウイスキーじゃないな。ブランデーのいくつかは、こういう色のもあるけど。。。。

と思いながら、鼻を近づけてみると


「杏仁豆腐の香りだ!」


とすぐにわかったので、

答えは、アマレット。国はイタリア、品種は杏。


これ、ちゃんと勉強してきた人には簡単な問題だっただろうなあ。
僕は、直前に見返したおかげでできたけども(汗)。


ちなみに、口頭試問は例年よりも基本的な問題が多かった気がする。基本のみを見返していった僕にとってはラッキーでした。

ワイン学校のサイトに出ていた解答を見ると、13問または14問正解(多分、14問かな)。


ただ、テイスティングの最後の最後に気がついたんだけれども、各種ワインの香りや外観、味わいなどのコメントの記入が制限数を超えていたことに気がついた。直前で直したつもりなんだけれども、もしも一つでも超過していたら0点になってしまうから、それがちょっと不安です。




ま、とりあえず終わって、今はつかの間の開放感に浸っています。

(そんなに威張れるほど努力した訳ではないんだけれども。。。。)
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by MusignyBlanc | 2010-09-22 01:17 | ワイン