MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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ムルソーとカノンとジャイエとディケム

今、仕事関係で旅先にいます。なかなか更新はできないんですが、でも、
ちょっと前に書いた文章があるので、それをアップします^^

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先日、少人数での持ち寄りワイン会を行いました。一人当たり、二杯くらいずつで、ワインの時間変化も楽しめるので、MusingyBlancはこういうワイン会も好きです。

1 Lallier Grand Cru Blanc de Blancs NV
Ay村の特級シャンパーニュ。キリッとしたすっきりした味わい。ブランドブランだろうな、とわかります。それでいて、時間が経過してくると、熟成したような複雑な味わいもしてくる。素晴らしいシャンパーニュ。

2 Meursault Les Vireuils (Roulot) 1996
3 Meursault Les Meix Chavaux (Roulot) 1996
2と3は、どちらもブラインドで出されました。
タネを明かしてみれば、同じ造り手、ヴィンテージのムルソー(畑名付きの村名格)だったのですが、最初のうちは全く違う表情を見せていました。

2の方は、最初から香りが開いていて、丸くて、熟成がかなり進んでいる感じ。そして、ミネラリーだったので、コルトンシャルルマーニュの熟成したやつか?、なんて考えたりもしました。ムルソーとは思わなかった。。。

3の方は、最初はかなり気難しい感じ。香りがあまり取れずに、でも独特のハーブの香りもするような気がする。ソーヴィニヨンブラン?、とも一瞬頭をよぎりましたが、温度が上がって香りが少しずつたってくると、やはりシャルドネ。でも、その鋭角的な感じが、2とは全く違う。これは、比較的若いピュリニーか?、などとも思いましたが。。。。。

果たして結果は、同じ年の、同じムルソー、しかも同じ造り手でした。。。

な、情けない・涙。。。

それにしても、なんでこんなにも違うのでしょうか?

もちろんテロワールが微妙に違うというのもあるんでしょうけどね。もう一つは、1996という独特のヴィンテージによるのかもしれません。当初は、1996年はものすごく偉大なヴィンテージということで絶賛されていましたが、最近になって、特に白に関しては熟成が進むと急速にパワーが落ちてしまうものが中にある、と囁かれています。2は最後の方になったら、急速に力が落ちて行ったのに対して、3は最後の方になってようやく開いてきて本領を発揮していました。そして、3が開いてみると、確かに2と3は似た特徴があるということに気がついたのでした。
 そういう訳で、2すなわちVireuilsの方は1996では速く熟成するタイプ、3すなわちMeix Chavauxの方は逆に長熟なタイプ、なのかもしれない、と想像しました。面白い比較水平テイスティングでした。

4 Chateau Canon 1978
これもブラインドで出されました。典型的な味わいだったので、皆、ボルドー右岸というところまでは簡単に当てました。しかし、地区としては、MusignyBlancはポムロールと答えて不正解。でも、ちゃんとサンテミリオンと答えて正解された方もいらっしゃいました。皆さん、さすがに、Canonまでは当てられなかった。ヴィンテージも、何回か外してから、正解に辿り着きました。

う〜ん、古い右岸は美味しいなあ。。。とはいえ、枯れているとは全く言えないほどボディもしっかりしていたし、口当たりも滑らか。まだまだ熟成させることができるであろうワインでした。

5 Nuits-Saint-Georges (Henri Jayer) 1993
ほんの数年前に亡くなられた、ブルゴーニュの伝説、アンリ・ジャイエ氏のニュイ・サン・ジョルジュ村名です。兄のジョルジュ・ジャイエが所有している畑からアンリがワインを造っています。

ヴィンテージは違うけれども、1990のジャイエのニュイサンジョルジュは過去に二回飲んだことがある。一回目は、不自然に熟成が進んでいてイマイチ、二回目は言葉にならないほどの官能的な素晴らしい味わいであった。

今回は、飲んでみると・・・、確かに美味しい。素晴らしい。。。ただものではない。。。
う〜ん、美味しいけれども、どこかワインに落ち着きが無い。ちょっとバランスを欠いている、というか少しトゲがある。もしかすると、あらかじめレストランにワインを預けずに、この日持参したのが悪かったのかもしれない。振動がワインに悪いっていうのは良く聞く話だ。。。とはいえ、ずっと立てたまま慎重に運んだけれどもなあ。。。

ただし、時間の経過と共に、ワインが落ち着きを取り戻してきて、どんどんと素晴らしくなっていったことは付記しておきましょう。。。Grand Cruのような圧倒的なパワーを秘めていた訳ではないけれども、フィネスという点ではお手本になるような素晴らしい逸品でした。そう、フィネス、フィネスの化身のようでした。

6 Chateau d’Yquem 1991 (demi)
ハーフボトルのシャトー・ディケムです。実は、これはMusingyBlancの提供。
おそらく評価が低いんでしょうが、このヴィンテージのものが他の年よりもかなり廉価でした。もともと、熟成したワインが好きなMusingyBlancですし、そもそもソーテルヌの貴腐ワインは長熟なはずだから、評価が低いワインの方が速く飲めるのではないか、さらには安いならそれに越したことはない、と考えてこのワインをゲット。。。

果たして味わいは・・・・。
う〜ん、

今まで、1999や1950などを飲んだことはありました。明るい黄金色の1999には若いだけでなく、圧倒的なパワーと豊かさを感じさせられましたし、茶色かかった黄金色の1950は長い年月を経た熟成香と味、そしてさらにはパワーが加わっていた。。。。
今回の1991は、色的には両者の中間くらい。味的には、1999ほどに力強くなくて、むしろ1950の熟成感に近い。。。でも、1950の圧倒的な存在感は無い。。。うーん、ちょっと気難しい感じ。。。もちろん、十分にその美味しさを堪能したのは言うまでもありませんが、今まで飲んだディケムとは少し違った味わいでした。弱いヴィンテージだったのかな?、という印象です。

と、この夜は、スペシャルなワインを満喫して、皆で大満足で家路につきました。
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by MusignyBlanc | 2009-09-13 02:46 | ワイン