MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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ワイン留学の送別会

友人のシニア・ソムリエールのNk女史が、イタリアのシチリアにワイン留学されることになり、先日、その送別会が開かれました。これまで随分長い間彼女とワインを飲んできた気の置けない仲間達が、渾身のワインを持って集まりました。その豪華なラインアップをご紹介します。

1 Jacques Selosse Initial Brut (Degorgement 15 Julillet 2008) NV
セロスのブリュットです。これは有り難いことに飲む機会が多いのですが、いつも期待通りの美味しさです。泡もとてもキメ細かい。。。デゴルジュマンは去年の7月。M女史の提供。

2 Henri Giraud Fut de Chene Ay Grand Cru Brut 2000
これは、三つ前の記事に記載したアンリ・ジローのトップ・キュヴェです。Ay村の特級。
セロスに比べてもさらに、ものすごく泡のキメが細かい。。。そして勢いもある。
とても香ばしい香り。パワフルな味わいで、渋みも感じる。濃厚な味わいで、樽もかなり効いている。黒ブドウの比率が高そうな(PN 70%, Ch 30%)、超高級シャンパーニュといったところ。留学されるシニアのNk女史自らのご提供ワイン。

3 Blanc Fumee de Poulliy Pur Sang (Didier Dagueneau) 2005
ロワールのSauvignon Blanc。最近勉強したので、だいたいどのあたりかは見当がつきます。ブルゴーニュしか知らなかった自分としては、それだけでも大きな進歩です。
でもさすがに、このビオの大御所のダギュノーの名前は知っていました。昨年、自家用飛行機の事故で非業の死を遂げたダギュノー。彼のワインを飲むのは、もしかしたら初めてかな。
タルがかかっていないにも関わらず、何となくボルドーのSauvignon Blancのような香りと味わい。これはビオディナミのせい?。とにかく、美味しかった。
この送別会を開催したフレンチビストロのシェフ・Iさんのご提供です。

4 Meursault La Seve du Clos V.V. (Arnaud Ente) 2002
今や、ラフォン、コシュ=デュリと並んで、ムルソーの三大造り手と言われるようになったアルノー・アント。この畑は、村名であるにも関わらず、実はこの造り手のフラッグシップワインです。樹齢100年のブドウから造られているとか。こんなものを飲ませて頂けるなんて、、、、う、嬉しいです。ソムリエールのNo女史のご提供です。
アルノー・アントらしい、硬質なしっかりした味わい。。。
今日は、どれもこれも素晴らし過ぎて、困った。。。

5 Batard-Montrachet (Ramonet) 1996
憧れの、ラモネの特級です。おいそれと飲める代物じゃあありません。さすが、L氏が提供のワインです。
しかし、L氏が開けて皆に回すや否や、「これはMusingyBlancさんのために持ってきました」と、困惑したような表情を浮かべながら、おっしゃいました。

はて??。実際に飲んでみて、理由がわかりました。1996のバタールには似つかわしくないほどに少し熟成が進んでいます。。。。確かに、古酒好きのMusignyBlancにとってはストライクゾーンの味わい。少し不自然に熟成が進んでいる感じはしましたが、テロワールの偉大さは十分に感じることができました。ただ、若飲み好きなL氏やM女史には少しつらかったか。。。L氏は少しがっかりしているように見えました(気のせいかな?)。
MusignyBlancとしては好みだったので、これは多めに飲んでも不評ではないだろうと、沢山お代わりしちゃいました^^;。

6 Opus One 1994
本日の一本目の赤です。そもそも、この位置にオーパス・ワンが来ることで、この日のワインリストの恐ろしさの一端を垣間みれると思います。
これは、ボルドーの膨大なコレクションを抱えているTo先生のご提供。今回はカリフォルニアです。
飲んでみると、かなりこなれていてシルキーでスムースな感じ。角が少しは残っているが、だんだんフランス的に熟成していくのでしょうか?

7 Romanee Saint-Vivant Les Quatre Journaux (Louis Latour) 1988
ルイ・ラトゥールというとCorton Charlemagneなどの白を思い浮かべると思うのですが、このワインはこの造り手の赤のトップ・キュヴェです。特級畑ロマネ・サンヴィヴァンの中でも特に良い区画(Romanee Contiのすぐそばだそうです)であるQuatre journaux。8番のDRCに勝るとも劣らないくらいの貴重なワインと聞きました(L氏の解説。) これは、Ar氏のご提供。。。いつもAr氏は趣向を凝らした、面白いワインを持ってきてくださるんですよねえ。

8 Romanee-Saint-Vivant Marey-Monge (DRC) 1988
つ、ついに、DRCのロマネ・サン・ヴィヴァンです!。やはりDRCはDRC。神々しくも崇高な味わい。。。圧倒されました。Marey-Mongeは後からロマネ・サン・ヴィヴァンに統合された区画だそうです。それにしても、そんなことを常識として普通に知っている皆さんの知識の膨大さに圧倒されっぱなしです。
このワインは、旅立たれるシニアソムリエNk女史を密かに(?) 慕っていたOk氏の乾坤一擲のご提供です。きっと気持ちは伝わったことでしょう(笑)。

9 Chateau Beychevelles 1959
ボルドーの古酒がここで登場です。これは、「ボルドーマスター」の異名をとる、Hd氏のご提供です。やはり古酒はいいですねえ。。しかも、素晴らしく状態も良かったし。

10 Charmes Chambertin (Aurthor Barolet) 1956
これは、MusignyBlancの提供のブルゴーニュの古酒。バロレ・コレクションで有名なバロレのワインです。随分前に、こんなワインを手に入れてはいたものの、いつ出そうか困っていた代物です。だって、これだけ古くなると、強いボルドーならともかく、繊細なブルゴーニュの場合には、生きているかどうか判りませんからね。ただ、今回集まったメンバーは、たとえワインが死んでいたとしても笑って許してくれる気の置けない仲間ばかり。ということで、この日しかない、とばかりにこのワインを開けました。。。

果たして・・・。

いや、手前味噌かもしれませんが、十分に生きていました。ビロードのような舌触り。素晴らしい香りと味わい。。。。古酒の醍醐味を再認識させて頂きました。おおむね好評だったようで、持って行ったMusignyBlancとしても一安心でした。
さすが、長熟で定評のあるバロレのワイン。。。

ここまでが、この日予定されていたワインでした。
でも、いつもこれだけじゃなかなか終わらないんですよね(笑)。

11 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Aux Chaignot (Chopin Groffier) 1990
実は、MusignyBlancはエキストラにこのワインを持って行っていました。万が一、バロレのシャルム・シャンベルタンが劣化していた場合には、これを出そうと思っていたという保険です。皆さん、バロレは美味しいと言って下さったのですが。。。。。でも、もう一本も飲みたいということで、これを提供することに。。。
以前、村名のショパン・グロフィエを飲んだのですが、とんでもなく美味しかった覚えはあります。最近はショーヴネ・ショパンへと引き継がれていますが、やはりショパン・グロフィエは別格というのが私の感想。。。

このワインはブラインドで提供。。。。。村を当てた方は少なかったですが、L氏が「ショパン・グロフィエです」と造り手を当ててしまった。。。恐るべし、L氏。。。

12 Chateau Cheval Blanc 1994
最後になって、とんでもないワインの登場です。ボルドーマスターのHd氏が、「実はつまらないワインがあるのですがみなさん飲みますか?」などと言って、取り出して下さったワインが、なんとシュヴァル・ブラン!。。。もう、今ではとても手が届かなくなってしまったワインです。有り難うございます!。
この時点ですでに、かなりの大酔っぱらいではありましたが、でもこれを飲まない訳にはいかない。。。。右岸のスーパースターを堪能致しました。

13 Chateau Rieussec 1986
これもボルドーマスターHd氏のご提供。。。
最後に、ソーテルヌ一級で締めて、大満足の夜でした。

それにしても、これだけの豪華絢爛たるワインを一気に飲むという機会は、そうそうあるものではありませんよね。シニア・ソムリエールのNk女史の人徳でしょうか。持ち寄りワイン会なのに、どれ一本として気を抜いて飲めるものはありませんでした。。。
何故か、心地良い緊張感もあるワイン会でした。
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by MusignyBlanc | 2009-09-04 01:09 | ワイン