MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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最近飲んだワインの記録

さて、ここのところ飲んだワインについて記載します。

1 Puligny Montrachet 1er Cru Les Pucelles (Domaine Leflaive) 1997
これは、ピュリニーの大御所ルフレーヴのピュセルだから、相当な期待をもって飲んだ。以前、2003を飲んでたいそう感動したことがあったので、それよりもずっと熟成しているはずのこのワインは、さぞや美味しいだろう、と。。。。

確かに美味しいことは美味しかった。でも2003は、酸も香りも際立っていたが、こっちはよりおとなしい感じ。酸はもうあまり強くなくて、だけれども十分に熟成した旨味が出るにはまだ早い。。。うーん、飲む時期がやや中途半端だったか。。。ただ、その複雑性や背後にあるポテンシャルは十分に感じることができた。。。

2 Chateau Boyd-Cantenac 2002
メドック格付け三級です。
まだ2002だから若いかと思っていたら、意外なことにMusingyBlancでも十分に味わえるくらいの熟成を示していた。華やかで十分に美味しい。ボルドーもいいなあ。。。格付けシャトーの勉強をしているところだったので、経験としてもとても貴重だった。マルゴーなので、左岸にしてはなめらかな感じ。メルロがそれなりに入っているということなのか。

これを飲んでも感じたのだが、もしかしたら最近は少し自分の好みが変化しているのかもしれない。以前なら2002年のボルドーなんて固くて飲めないと思っていたはずなのに、最近ではなかなか美味しいと感じる。

また、白ワインに至っては、2004年とか2006年とかでも、その若々しさがかえって美味しいと感じる時がある。逆に白の古酒の場合、熟成による旨味が増してきても、失ってしまったフレッシュさを考えると、はてどちらが良かったのか、と思うこともある。。。

そうなのです。こと、白ワインに関しては、だんだん自分の好みが変化してきているかもしれない、と感じる今日このごろなんですよ。とはいっても、やはり先日飲んだ白ワインのような古酒の感動を味わってしまうと、やはり古酒や辞められない、と思うんですけどね。

3 HdV Syrah 2002
これは、DRCの共同所有者であるヴィレーヌ家とカリフォルニアのハイド家とのジョイントヴェンチャー。両家の頭文字を取ってHdVだそうです。

カリフォルニアのシラーというから、さぞかしアタックが強くて、古酒好きのMusingyBlancにとってはキツイかと予想していたんですが、飲んでみてびっくり。適度に熟成していて、シルキーな飲み口。香りも素晴らしく、バランスがとても良く取れている。アメリカ人じゃなくても、ヨーロパ人や日本人も喜ぶ味なんじゃないかなあ。。。あまりの美味しさに、カリフォルニアに対する一種の偏見を改めました。。。まあ、ここまで高級なワインとなると、新世界でも旧世界でも変わらないのかもしれないけど。

4 Beaune 1er Cru Clos des Ursules (Louis Jadot) 1985
これは、今から5年前くらいに飲んで、いたく感動したワインです。ルイ・ジャドのモノポールで、隠れた銘酒と言われています。比較的、地味な名前なのですが、これを飲んだ時、圧倒的なパワーと複雑な味わいにノックアウトされました。それ以来、このクロデジュルシュルを見つける度に、飲むようにしていたのですが・・・・

以来5年間、1985以外の様々なヴィンテージをかなり飲んできたのですが、どうもあの1985の時に受けたほどの感動を覚えなかったんですよね。1980年代の他のヴィンテージの場合には(1989のレポートはここ)、1985ほどに強くなくて、複雑さにも欠ける、逆に1990年代や2000年代では、まだまだパワフルすぎてタンニンがこなれていない、という感じ。それに、ポテンシャルとしても1985に感じたほどの衝撃を受けなかった。。。

ところが・・・。
最近、たまたまあるオークションサイトで、この1985が出ているのを見つけました。そして入札したところ運良く落札できたという訳です。。。

そこで、先日、5年ぶりに飲んでみました。。。。
程よく熟成が進んでいて、舌触りも滑らか。。。最初のうちは、意外なことにさほど香りは立っていませんでした。でも、飲んでみると、口中に香り成分と旨味成分がぶわっと広がっていきます。典型的な、ブルゴニューの古酒の味わい。素晴らしいです。5年前はもっと力強くてピークかそれ一歩手前、という感じでしたが、今回はピークをやや過ぎて、まだ枯れてはいないけれども、これからそちらに向かいそうなところにあるワインでした。まさに、MusignyBlancの一番好きなタイミング。。。このワインに関しては、5年前の味の記憶がしっかりと残っていましたから、5年でこのように変化するのか、という感慨のようなものもありましたね。。。

久々に、昔の恋人に出会ったら、熟成が進んでさらに魅力的な女性になっていた、というようなものでしょうか??(ちょっと比喩が下手かな・汗)

5 Meursault 1er Cru Les Perrieres (Maison Leroy) 1997
ルロワの白キャップのムルソー・ペリエールです。これは本当に素晴らしかった。。。Exceptionalと表現するに相応しいワインでした。黄金色のワイン。見事に熟成しているが、ハチミツの香りもして、濃厚な味わい。酸もまだ残っていて、枯れているというよりも、まだまだピークはこれから、という力強さ。。。本領を発揮するには、さらに5年くらい寝かせても良いのではないか、という印象。ネゴシアンものとはいえ、流石ルロワである。同じ1997年でも、上述のルフレーヴよりもパワフルで深い味わいであった。格としては、ルフレーヴのピュセルとネゴシアン・ルロワのペリエールでは同格だと思うんだけども。。。。(値段としてもほぼ同格)。ルフレーヴの方が早飲みということなのだろうか?。

同じラルー・ビーズ・ルロワ女史のドメーヌとしては、Domaine D’Auvenay(ドメーヌ・ドーヴネ)があるけれども、そのムルソー1級とかいうと、今回のネゴシアン・ルロワの倍以上の値段がする。。。でも味に、そんなに差があるのだろうか?。確かに、今まで何本か飲んだドーヴネの白は、圧倒的で別格の味わいではあったが。。。今回のも、相当に美味しかったからなあ。。。

6 Macon Verze (Domaine Leflaive) 2004
これはワインバーBで、ブラインドで試飲。もったりとした味わいから、コート・ドールよりは南だろうということで、何となくマコンと答えて正解。でもヴィンテージは2006と答えて不正解、でした。さすがに畑の力としては格別というわけではないのだけど、でもルフレーヴだけあって、きれいにまとめていた、という印象。。。

7 Volnay Champans (Marquis D’Angerville) 1997
これも同じバーでブラインドで提供された。。。コートドニュイであって、ボーヌではない、などと答えた時点で大外し。。。。やはり、上記のワインを当てたのがまぐれであったことを露呈してしまった。一緒に行った友人は、見事に当てていた。。。でも、グラスでこんな素晴らしいワインが出てくるとは、普通は考えないもんなあ。。

8 Jacques Selosse Contraste
セロスにしてはめずらしいBlanc de Noirs (ブラン・ド・ノワール)。恐らくは、Substance シュプスタンスよりも珍しいのではないだろうか。これは昨年じっくりと一本飲んで、その素晴らしさを堪能していたのだが、たまたまこの日、ワインバーEでグラス売りしていたので、注文してしまった。しかも、我々が注文してから抜栓したという、いわば開けたて。。。果たしてその味は・・・・、その濃厚な風味とコクのある味わいを楽しませて頂きました。。。再び飲めるとは思わなかった。。。

9 Gevrey Chambertin (Domaine Maume) 1988
これの2006は2月の授業で飲んでいたのですが、やはりモームと言えば熟成に耐える造り手というイメージがあるので、古酒を飲んでみたかったのです。実際に飲んでみたところ、まだまだ元気で、衰える気配がない、という印象でした。やはり長熟な造り手なんですね、きっと。

10 Amon-Ra Shiraz (Ben Glaetzer) 2005
大変パワフルで新世界(オーストラリア)のシラーの印象そのものでした。でも、どこか上品なところもあって、ポテンシャルは高そう。でもいかんせん、まだ若すぎたかなあ。。。

11 Bourgogne Pinot Noir (Domaine Hudellot-Baillet) 2007
今、人気沸騰のユドロ・バイエのACブルゴーニュです。この造り手のワインは売り切れ続出なのですが、運良く赤も白もACブルを買うことができました。柔らかくて、それでいて深みもあって、大変できの良い薄旨ワインという印象。3000-円弱で買えたことを考えると、とってもコスパが良いと言えると思います。

12 La Rioja Alta, S.A., Gran Reserva 904, Cosecha 1997
リオハというと、とにかく古酒、場合によっては50年以上熟成させた古酒、というイメージがあったのだけれども(相当に偏見に満ちていますが)、この1997は素晴らしかった。まだ若くて力強いのだけども、リオハ独特の枯れたような香りが漂っていて、しかも旨味はぎっしりと詰まっていた。今までブルゴーニュのピノばかり飲んでいたけれども、このリオハはそれと感性がかなり一致するところがあったと思う。。。これからは、リオハもいろいろ買ってみようかなぁ。。。それにしても、素晴らしいワインでした。
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by MusignyBlanc | 2009-06-04 23:09 | ワイン