MusignyBlancがつれづれなるままに書きなぐる備忘録


by MusignyBlanc
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これからはドイツワインの時代?

先週のワインクラスの内容はドイツワインでした。
近年、ドイツワインの評価はうなぎ上りで、重要さで言えばフランスの次、イタリアよりも上かもしれない、とのことでした。

ぶどう品種としても、シャルドネよりもリースリングの方が優れている(テロワールを反映しやすい)という専門家が増えているとのこと。ブルゴーニュばっかり飲んできたMusingyBlnacにとっては、とても興味深い講義でした。


まずは、ドイツの地形、ぶどうの栽培面積やワインの生産量、そしてドイツワインの特徴などに関する総論的な説明があり、次にいくつかの産地について概説がありました。そして、代表的なぶどう品種、ドイツのワイン法、という具合に、少しずつ専門的な解説を受けました。

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さて、後半はテイスティングです。

この日も全部で6種類、ブラインドでした。
1と3、4と5を対照させるように、という指示のもとに、以下のワインをテイスティング。

1 Liebfraumilch Madonna Q.b.A. (P. J. Valckenberg) 2007, 1440円
誰もが知っている「マドンナ」です。
ラインヘッセンRheinhessen地方。
品種は、Muller-Thurgau, Kerner, Silvaner

2 Randersacker Sonnenstuhl Silvaner Kabinett Trocken (Weingut Stoerrlein) 2006, 2200円
フランケンFranken地方のワインで、品種はSilvaner

3 Steinberger Riesling Kabinet (Kloster Eberbach) 2006, 3650円
ラインガウRheingau地方で、品種はRiesling。

ドイツでは、安い普及ワイン(Muller-Thurgauミュラー・トゥルガウ)と高価な高級ワイン(Rieslingリースリング)とがうまく棲み分けているということで、1が前者、3が後者の代表として出されました。

4 Wehlener Sonnenuhr Riesling Kabinet (Joh. Jos. Prum) 2007, 4750円
Moselモーゼル地方のワイン。このJ.J. プリュムは、とっても有名な優れた造り手らしく、言ってみればドイツのDRCみたいなものらしいです。恥ずかしながら、MusignyBlancは全く知りませんでしたが。

それにしても、ドイツワインはその表記が長ったらしくて、面倒です。
長ったらしいのが、ドイツワインが敬遠される一つの理由となっているとのこと。でも、Y先生によると、実はそれはとても親切な表記なのだとか。

どのように親切なのかと言うと・・・
Wehlenerヴェーレナーというのが村名
Sonnenuhrゾンネンウァーが畑名
Rieslingリースリングが品種
Kabinetカビネットが等級
を表しているとのことで、フランスなどよりもわかりやすいとも言えるようです。さすが、真面目な国民性を反映していますね。

5 Wehlener Sonnenuhr Riesling Auslese (Joh. Jos. Prum) 2007, 7400円
これは、4のワインの高級版です。同じヴィンテージ、畑、造り手によるワインですが、4がカビネットなのに対して、5がアウスレーゼです。

この日学んだのですが、ドイツワインは、フランス同様に大まかに4つのランクがあります。その一番上のランクがPraedikatswein(プレディカーツヴァイン)で、これは2,3年前までは、Q.m.P.と呼ばれていたランクです。

このQ.m.P.もさらに果汁糖度によって6つの等級に細分化されています。どうやって糖度を測定するのか、に関しては、実際にその簡易測定器を用いた方法を見せていただきました。原理は良くわかりませんが、まず測定面に果汁をのせて、その万華鏡のような筒を覗くと、奥のメモリを読み取ることによって、その糖度が測定できるのです。興味があるので、今度、原理について調べてみます。

果汁糖度が高いからといって、必ずしも甘口ワインになるとは限りませんが(十分に発酵させれば、糖がアルコールへと変わってしまうので)、果汁糖度が高ければ高いほど、高級な等級へとランク付けされます。この5のアウスレーゼは4のカビネットよりも等級が二つも上なのです。、「

同じ畑から4と5のように二つの等級のワインを得るために、収穫時期をずらせているそうです。まず4を早めに収穫した後に、時期をおいてからまた5を収穫する。5の方が高級になるものの、それだけ風雨にさらされたりしてぶどうがダメになってしまうリスクも増えるとのこと。そういうリスクを乗り越えて造られたワインが5のアウスレーゼなのだとか。

この「ドイツのDRC」の造るアウスレーゼ、Y先生によると
「感動的。今までこのクラスで飲んできたワインの中で3本の指に入る。7000円そこそこでこの味は、とても安い。」
とのこと。

確かに、MusignyBlancにも、気品とか格とかは感じられましたが、
「感動的」
と思うほどには、このワインの価値がわかりませんでした。

今まで、ブルゴーニュのシャルドネばっかり飲んできましたから、どうやらドイツワインを味わう能力がまだない、ということのようです。
白ワインの最高のぶどう品種であるリースリングを味わうためには、まだまだ修行が必用なようです。

6 Bechtheimer Rosengarten Gewurztraminer Eiswein (G & M Machmer) 2003, 4300円(ハーフサイズ)
これは、Rheinhessenラインヘッセン地方のアイスワインです。
とても美味しかったです。MusingyBlancとしては、5よりもこっちに感動したような。。。。まあ、これはデザートワインなので、単純に比べることはできないんですけどね。

アイスワインでは、リースリングの方が高級で美味しいらしいのですが、あまりにも値段が高いので、このゲヴェルツトラミネールを出したそうです。これでも十分美味しかったので、リースリングだったら、どれだけ素晴らしいんだろう?。

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今日のクラスは、相当に内容が濃かったです。
Y先生がこよなく愛するのは、ドイツワインとアルザスワインだそうですから、いつもよりも力が入っておられたのかもしれません。


さて、この後は、いつものように、持ち寄り自主勉強会へと突入致しました。
その模様は、次回報告します。



注: ドイツ語のスペルにウムラウトをつけるのはこのウエッブ上ではやり方がわからないので、
aウムラウトはae
oウムラウトはoe
と表記しました。
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by MusignyBlanc | 2009-01-29 16:06 | ワイン